【銘柄診断】コナミは今3月期は最高益更新だが、需給悪化が出直り阻む要因に

2012年3月10日 17:16

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  コナミ <9766> は昨年9月9日の高値2906円からの調整が意外に長引き、大底を打ったのが1月27日の1856円。全体相場に比べかなりずれ込んだが、その後の戻りも鈍い。

  ソーシャルゲームの売上高は12月、1月と連続して過去最高を更新、成長に陰りはみられず、スマホに切り替えたユーザーの囲い込みも進んでいる。ソーシャルゲームの好調を背景に今2012年3月期第3四半期の営業利益は309億2100万円と前年同期比86%増益を達成した。

  今3月期通期でも営業利益は400億円、前期比92%増益が見込まれている。今3月期は8期ぶりに営業最高益となり、アナリスト筋は来期も連続の最高益を想定している。まさに好業績株の典型的な銘柄だが、株価は動かない。

  昨年8月の高値時は大幅売り長という需給妙味があったが、今回は好業績ゆえに買い残のみが膨らむ状態となっている。好材料は一渡り表面化しており、出直り相場には何か新たな材料が欲しいところ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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