日航、空飛ぶ牛丼「AIR吉野家」を提供開始 日本発欧米線で

2012年3月1日 16:42

印刷

「AIR吉野家」(画像:日本航空)

「AIR吉野家」(画像:日本航空)[写真拡大]

  • 「AIR吉野家」(画像:日本航空)

 日本航空(JAL)は1日、日本発欧米線(一部を除く)にて、牛丼チェーン吉野家を展開する吉野家ホールディングスと共同開発し、吉野家の味を忠実に再現した牛丼「AIR吉野家」の提供を、3月1日より開始すると発表した。

 JALは、おもてなしの心と、「本物」・「革新」・「日本(の心)」を三本柱とし、機内食や機内エンターテインメントなどの機内サービスを提供している。「AIRシリーズ」は、これまで機内食として提供していなかったものを味わってもらいたいという、本物志向・革新性に富んだシリーズで、「AIR吉野家」は「AIRシリーズ」の第3弾となる。

 「AIR吉野家」は、プレミアムエコノミー・エコノミークラスの顧客には、1食目の機内食を楽しんでゆっくり休んでもらった後、目的地到着前に提供する。また、ファーストクラス・エグゼクティブクラスの顧客には、「Anytime You Wishサービス」のひとつとして提供する。

 「AIR吉野家」は、牛丼本来の味にこだわり続ける吉野家の味を、機内で完璧に再現するため、具材、調理方法、包装などあらゆる点に工夫を凝らすなど、試行錯誤の上、誕生した。

 機内で出来立ての牛丼を再現するため、AIR吉野家専用の特製牛丼ボックスを用意。ご飯と牛丼の具を特製ボックスの中に分けてセットし、顧客自身で具材をご飯にのせることで、その場でご飯につゆが染み込んでいき、地上と同じ最高の状態の牛丼が味わえる。地上の湿度と比べて乾燥している機内環境を勘案し、牛丼のつゆをやや多めにした“つゆだく”に仕立てた。最初は、ご飯と具を別々に食べる「牛皿」スタイルで、次に具をご飯のうえにのせて「牛丼」スタイルで、最後に吉野家特製の「七味と紅しょうがとともに」楽しめる“一度で三度おいしい” 食べ方を提案する。

 また、特製牛丼ボックスからトレイマットまで、「AIR吉野家」オリジナルデザインとした。牛丼はもちろんのこと、七味、紅しょうが、お新香までもが、吉野家の店舗で実際に提供されているものを採用している。

 提供路線は、日本発ニューヨーク、シカゴ、ロサンゼルス、ロンドン、フランクフルト線。提供期間は3月1日から5月31日までの3ヶ月間。

関連記事