ニッセンとUCCが資本業務提携 ギフト事業のシャディを買収

2012年2月21日 16:42

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 ニッセンホールディングスとUCCホールディングスは20日、資本・業務提携に関する基本合意書を締結したと発表した。

 基本合意により、今後、ニッセンとUCCの資本・業務提携に関する契約を締結し、UCCはニッセンの自己株式及び新株式を引き受ける。また、ニッセンにUCCの完全子会社であるシャディ株式会社の発行済株式全てを譲渡することに関する最終契約が締結されることについて本格的な検討を開始し、2012年3月末を目処に最終契約締結を目指す。なお、ニッセンの増資後におけるUCCのニッセンの議決権の所有割合は、持分法適用となる20%を想定しているという。

 今回の基本合意は、通販事業で2,800万人以上の顧客と優れたダイレクトマーケティング機能を有するニッセンと、コーヒーを中核とするメーカー機能と多様な販売チャネルを有するUCCグループが相互協力関係を構築することによって、顧客にこれまで以上の品質とサービスを提供できるとの認識のもと、判断したもの。

 併せて、ギフト・生活関連用品卸事業においては、ニッセンとシャディが双方の強みを活かした相互補完関係を強化し、シナジー効果を発揮するために、UCCが継続協力することを前提に、シャディの発行済株式全てをニッセンに譲渡する。一方、UCCはニッセンの議決権の所有割合を持分法適用となる20%とすることで、両社グループ並びにシャディの企業価値を高め、シャディ販売店や取引先を含めたステークホルダーの利益に資すると判断し、基本合意に至った。

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