トヨタ、ランドクルーザーをマイナーチェンジ オフロード走行性能を進化

2011年12月19日 17:31

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ZX(ホワイトパールクリスタルシャイン)<オプション装着車>(画像:トヨタ自動車)

ZX(ホワイトパールクリスタルシャイン)<オプション装着車>(画像:トヨタ自動車)[写真拡大]

 トヨタ自動車は19日、ランドクルーザーをマイナーチェンジし、全国のトヨタ店(大阪地区は、大阪トヨペット)を通じて、2012年1月6日より発売すると発表した。価格は定員5人モデルの「GX」が440万円(税込)、定員8人モデルが480万円(税込)から。

 ランドクルーザーは、1951年に発売して以来、累計販売台数が世界100カ国以上の国・地域で、約650万台を数えるなど、半世紀以上に渡り、その卓越した耐久性・信頼性・悪路走破性により、顧客の好評を博してきた。今回のマイナーチェンジでは、「マルチテレインセレクト」などの先進技術を導入し、オフロードの走行性能を進化させるとともに、外観の意匠変更により風格を高めるなど、本格派4WD車の頂点に立つTOYOTAブランドの最上級SUVとしてのあるべき姿を追求している。

 具体的には、砂地・がれき・モーグル・岩石路など走行環境に応じて、スイッチ操作でトラクションやブレーキの制御を切り替え、オフロードの走破性を高める「マルチテレインセレクト」や、車載カメラの映像から周囲の路面状況を確認できる「マルチテレインモニター」を新たに採用。また、ステアリング操作のみでの極低速走行が可能な「クロールコントロール」は、速度設定を5段階(従来型3段階)にするとともに、クロールコントロール走行時にタイトなコーナーでの回頭性を高める「ターンアシスト機能」を搭載した。

 外観においては、フロントバンパー&グリル、フォグランプ、リヤコンビネーションランプ、サイドプロテクションモール、アルミホイール(18インチ・20インチ)を意匠変更したほか、プロジェクター式ヘッドランプとLEDポジショニングランプを新採用するなど、「The King of 4WD」にふさわしい力強い構えと風格を一段と強調したスタイルとしている。また、サイドターンランプ付ドアミラーや雨滴センサー付フロントオートワイパーなどを標準装備したほか、外板色には新色アティチュードブラックマイカ、ベージュマイカメタリックを含む、全7色を設定した。

 内装においては、内装・シート色に明るく、上品な新色シェルを含む全3色を設定したほか、インストルメントパネルなどに光沢のある木目調加飾を採用し、上質感を演出している。さらに、「ZX」、「AX“Gセレクション”」にステアリングヒーターを、「ZX」のフロントシートにシートベンチレーション(送風タイプ)機能を、サードシートには格納・固定がセミパワーで可能な機能を標準装備した。これに加え、視認性に優れた大型カラーTFT(液晶画面)の「マルチインフォメーションディスプレイ」を採用することで、走行状態やタイヤ切れ角などオフロード走行に必要な情報をはじめ、「燃費」や「矢印ナビ」などさまざまな車両情報を表示し、快適なドライビングをサポートしている。

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