大成建設、ベトナム・ノイバイ国際空港ターミナルビル建設工事を受注

2011年12月6日 23:03

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ベトナム・ハノイ・ノイバイ国際空港第2旅客ターミナルビルの完成イメージ(画像:大成建設)

ベトナム・ハノイ・ノイバイ国際空港第2旅客ターミナルビルの完成イメージ(画像:大成建設)[写真拡大]

  • ベトナム・ハノイ・ノイバイ国際空港第2旅客ターミナルビルの完成イメージ(画像:大成建設)

 大成建設は6日、ベトナムのハノイ市郊外にあるノイバイ国際空港の第2旅客ターミナルビル建設工事を受注したと発表した。請負金は約447億円(JV全体:税抜)で、ベトナム建設省傘下の国営企業で同国ゼネコン最大手のビナコネックス社との共同企業体による施工となる。工期は2012年2月~2014年12月。

 ノイバイ国際空港は、ホーチミン・タンソンニャット空港に次ぐベトナム第2の国際空港で、北ベトナムでは最大規模を誇る。現在、3,200mと3,800mの滑走路を備え、ベトナム国内8都市、海外約30都市へ25の航空会社が就航している。年間旅客者数は600万人と言われており、現行施設では今後の利用者増に対応できないため、第2旅客ターミナルビルを増設する。これによりノイバイ空港全体で、年間旅客者数1,200万人規模となり、既存の第1ターミナルビルを国内線専用、第2ターミナルビルを国際線専用として運用する計画となっている。

 大成建設では、海外では現在施工中のカタール・ドーハ国際空港をはじめ、マレーシア・クアラルンプール国際空港、ミャンマー・ヤンゴン国際空港などの施工実績に加え、国内においても羽田国際線ターミナルビルや中部国際空港ターミナルビルなど多くの実績を持っている。これらの実績によって培われたノウハウを今回の工事に活かすとともに、今後さらなる空港施設建設工事の受注に注力する方針。

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