神戸製鋼所、大阪精工等と中国での線材二次加工拠点生産能力増強で合意

2011年11月16日 11:00

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記事提供元:エコノミックニュース

 神戸製鋼所は、中国浙江省平湖市の特殊鋼線材二次加工拠点「神鋼特殊鋼線(平湖)有限公司(=以下、KSP)」の生産能力を増強することに関して、共同出資者である神鋼商事、大阪精工および名北工業と合意した。

 KSPは2009年に操業を開始したが、その後、中国の自動車生産は堅調に推移し、高強度ボルト・ナット等に使用される特殊鋼線材製品「冷間圧造用ワイヤー(以下、CHワイヤー)」の需要も拡大。今後、需要家の現地調達ニーズは更に高まる見込みで、こうした動きはCHワイヤーのみならず、軸受鋼ワイヤーでも顕著になってくると考えられる。

 今回の能力増強では、CHワイヤーの供給能力を拡大することに加え、軸受鋼ワイヤーにも対応できる設備投資を実施。CHのみならず、軸受鋼のユーザーニーズにも対応できる体制を確立する予定だという。

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