東ソーの南陽事業所火災事故で従業員1人死亡 原因などは未だ調査中

2011年11月15日 11:21

印刷

 東ソーは14日、11月13日(日)15時24分頃に同社の南陽事業所(山口県周南市)構内で発生した火災事故について、14日(月)19時00分現在で判明している内容について発表した。

 同社によると、火災事故が発生したのは、同社南陽事業所の第二塩ビモノマー製造設備。被害状況は、同社の従業員1人が死亡、物的被害については「現在、確認中」としている。

 また、近隣への影響については、爆発時に塩化水素ガスが発生したと考えられたことから、念のため周南市、下松市(山口県)の住民に対して、部屋の窓を閉めて、屋内に待機するよう協力を要請したという。なお、現時点で、周南市、下松市ならびに敷地境界では問題となるガス濃度の値は検知されていないため、同措置を解除したと報告している。

 また、製品供給への影響、発生原因、業績への影響についてはすべて「現在、調査中(確認中)」とのこと。

関連記事