FDKと旭化成、次世代の蓄電デバイス「リチウムイオンキャパシタ」事業の合弁会社を設立

2011年10月3日 14:40

印刷

 FDKと旭化成は3日、次世代の蓄電デバイスである両社のリチウムイオンキャパシタ(LIC)の事業を統合させるため、同日、合弁会社を設立したと発表した。

 FDKと旭化成の優位技術を融合し、リチウムイオンキャパシタの市場創出のスピードを加速することで、業容拡大および企業価値向上を目指す。

 リチウムイオンキャパシタは、従来からある電気二重層キャパシタに比べて高容量で、かつ、リチウムイオン電池より長寿命な性能が認識されつつあり、建設機械・瞬停対策装置・自動車等への需要が見込まれている。

 両社は、リチウムイオンキャパシタ事業を、2015年以降、1000億円以上の大きな市場に成長するものと見ており、新会社はこの市場での主導的役割を担う。

 新会社の名称は「旭化成FDKエナジーデバイス」。LICセルおよびモジュールの研究・開発・製造・販売を行う。出資比率は、FDKが51%で旭化成が49%。

関連記事