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日立GE、カナダ州政府と原子力技術の共同研究:小型原子炉やウラン回収技術
日立製作所、日立GEニュークリア・エナジーらは26日、カナダのサスカチュワン州政府と共同で小型原子炉技術、ウラン回収技術などに関する研究開発を共同で行うと発表した。
共同研究に参加するのは、同州政府と日立GE、GE日立ニュークリア・エナジー・アメリカ、グローバル・ニュークリア・フューアル・アメリカ(GNF-A)で、原子力発電の安全性向上、小型原子炉技術、ウラン回収技術などの研究開発を行う。また、日立は州政府と放射線を利用した検査・医療技術などの研究開発を行う。
州政府と日立、日立GE、GE日立、GNF-Aの4者は、これらの研究、総額1,000万カナダドル(約7.8億円)の投資を行う予定。今後5年間でそれぞれ500万カナダドル(約3.9億円を投資し、サスカチュワン大学、レジャイナ大学、サスカチュワン研究委員会、カナディアン・ライト・ソースなどのサスカチュワン州にある大学・研究機関とも協力していくという。
州政府と日立は、放射線医療分野の研究でがん治療の改善を図り、州政府と日立GE、GE日立、GNF-Aは、原子力分野の研究で安全かつクリーンなエネルギーの供給と低炭素社会の実現をめざしていくとしている。
カナダでは現在、18基のカナダ型重水炉(CANDU炉)が運転されており、総発電電力量の約15%を原子力が担っている。また、カナダは、原子力発電の燃料となるウランの世界最大の生産国であり、そのすべてのウランをサスカチュワン州で生産している。
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