【銘柄診断】三菱UFJは債権放棄要請織り込み感から下げ過ぎ訂正へ

2011年5月17日 16:47

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>(東1)は17日、変わらずの377円だった。前日16日に3月期決算を発表、前期、今期と連続増益を見込み市場コンセンサスを上回ったことから、東京電力<9501>(東1)の原発事故の損害賠償問題に関しての5月13日の枝野官房長官の「債権放棄」要請を織り込んだとの見方も強まり下げ過ぎ訂正買いが再燃していた。

三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>(東1)は17日、変わらずの377円だった。前日16日に3月期決算を発表、前期、今期と連続増益を見込み市場コンセンサスを上回ったことから、東京電力<9501>(東1)の原発事故の損害賠償問題に関しての5月13日の枝野官房長官の「債権放棄」要請を織り込んだとの見方も強まり下げ過ぎ訂正買いが再燃していた。[写真拡大]

  三菱UFJフィナンシャル・グループ <8306> は17日、変わらずの377円だった。前日16日に3月期決算を発表、前期、今期と連続増益を見込み市場コンセンサスを上回ったことから、東京電力 <9501> の原発事故の損害賠償問題に関しての5月13日の枝野官房長官の「債権放棄」要請を織り込んだとの見方も強まり下げ過ぎ訂正買いが再燃していた。

  前期業績は、2ケタ増益となったものの、昨年11月の上方修正値に対して経常利益は下ぶれ、純利益は上ぶれて着地した。

  債券売却損益など市場関連収益は大幅に増加したものの、金利低下や貸出金減少に預貸金収益や消費者金融の資金利益が減少し、与信関係費用が前々期比4009億円改善したことなどが要因となった。

  株価は、東日本大震災で上場来安値321円まで突っ込み、東電株式急落による評価損発生懸念や枝野官房長官の債権放棄要請が響いて底もみが続いた。PERは9倍台、PBRは0.6倍と下げ過ぎを示唆しており、なお強弱感の対立するなか一段の底上げにトライしよう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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