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【銘柄診断】SUMCOは一転して業績を下方修正、赤字拡大を嫌い急続落
SUMCO <3436> は、寄り付きの売り気配から170円安の1170円まで売られ4営業日続落している。
前日7日大引け後に今1月期第3四半期(3Q)決算の開示と同時に、9月に上方修正した1月通期業績を一転して大幅下方修正、赤字幅を悪化させたことを嫌い売り増勢となっている。
1月通期業績は、9月の増額値より売り上げを190億円、経常利益を150億円、純利益を540億円それぞれ引き下げ、純利益は、660億円の赤字(前期は1004億7200万円の赤字)と赤字幅を拡大する。
半導体用シリコンウェーハの数量減に加え、価格改善が想定水準に達せず、円高も響いたことが要因となった。
純利益は、3Qに繰延税金資産の一部約181億円を取り崩し、国内外の生産拠点の整理・集約や希望退職募集など要員体制見直しを行い、約35億円の割増退職費用を計上することなどから減額幅を拡大する。
株価は、9月の今期業績増額で上ぶれたものの、円高進行や半導体市況の後退、内外証券の投資判断・目標株価引き下げなども重なって年初来安値1210円まで調整、売り方の買い戻し主導で底上げした。強弱感対立のなか再度の下値確認が続こう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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