フォーカスシステムズは第2四半期決算説明会を開催

2010年12月6日 17:40

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

フォーカスシステムズ<4662>(JQS)は、12月2日にグラントウキョーノースタワーで今11年3月期第2四半期決算説明会を行った。

フォーカスシステムズ<4662>(JQS)は、12月2日にグラントウキョーノースタワーで今11年3月期第2四半期決算説明会を行った。[写真拡大]

■開発案件の延期、検収時期がずれ込む

  フォーカスシステムズ <4662> は、12月2日にグラントウキョーノースタワーで今11年3月期第2四半期決算説明会を行った。

  同社は、「時代の最先端を走る安全で効率的なソフトウェアの供給を通して、顧客・株主・ビジネスパートー及び社員と共に成長し続ける」を経営の基本方針としている。

  事業は、ソフトウェアの開発を行うシステムインテグレーション事業、運用・保守とインフラの技術支援を行うITサービス事業、暗号技術・デジタルフォレンジック関連機器とソフトを取り扱う情報セキュリティ事業の3事業に分けられる。

  グループ企業として、DVD等新規メディアのコアソフト開発を行うオープンテクノロジー、ソフトウェア開発を行うイノスの2企業がある。両社とも持分法適用会社。

  今第2四半期連結業績は、売上高53億9300万円(前年同期比1.6%減)、営業利益△1億800万円(前年同期△2億1500万円)、経常利益△1億1100万円(同△2億3500万円)、純利益△4900万円(同△3億100万円)と減収ながら、赤字幅は大幅に縮小したが、計画値に対しては未達となった。

  売上高が計画を下回った要因は、開発案件の延期、検収時期のずれ込みによる。

■売上原価、販管費共に減少

  赤字幅が大幅に縮小した要因は、48億6600万円(同3.4減)と売上原価の削減により、売上総利益は5億2600万円(同18.8%増)と2ケタ増益になったことに加え、販管費が6億3500万円(同3.6%減)と減少したことによる。

  セグメント別の売上高は、公共関連23億7500万円(同3400万円減)、民間関連28億6600万円(同1200万円減)、セキュリティ関連1億5200万円(同3900万円減)となっている。

  主要顧客別売上高と売上高構成比率は、NTTデータ関連23億5100万円(45.0%)、NTT関連2億5700万円(5.0%)、沖電気関連2億7300万円(5.0%)、日本IBM6億2700万円(12.0%)、その他17億6200万円(33.0%)。

  連結貸借対照表の流動負債は、29億6900万円(前期末比8400万円増)、固定負債は17億8400万円(同1億2700万円増)、純資産合計は46億600万円(同1億円減)。

  キャッシュ・フローは、営業キャッシュ・フロー2億9400万円、投資キャッシュ・フロー1億9700万円、財務キャッシュ・フロー1億3900万円となり、現金及び現金同等物期末残高は19億2500万円(前年同期比1億8100万円増)。

  今通期業績予想は、子会社オープンテクノロジーが持分法適用関連会社となることから非連結決算会社となり、売上高118億円、営業利益2億3000万円、経常利益1億8000万円、純利益8000万円と増収大幅増益で黒字転換を見込んでいる。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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