熊本県 人吉・球磨地域「三日月花祭」の特別企画『三日月茶会 ~人吉藩の茶景~』4/17(金)~5/24(日)開催

プレスリリース発表元企業:一般社団法人 人吉球磨三日月地域づくり協議会

配信日時: 2026-04-30 10:30:00

信國製茶(相良村)さんの茶畑にて。久米熊野座神社・椎葉社宮司(奥)と、南光院・渕田雲渓住職

松井製茶(五木村)さんの茶畑にて。五木阿蘇神社・尾方智宮司(左)と栄立寺・村井信照住職

狩野秀頼「観楓図屏風」 東京国立博物館蔵

一般社団法人 人吉球磨三日月地域づくり協議会が主催する「三日月四大祭」の一つ「三日月花祭」の特別企画として、2026年4月17日(金)~5月24日(日)の期間中、「三日月茶会」を初開催いたします。

詳細: https://hitoyoshifusui.com/archives/category/post_genre/event

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信國製茶(相良村)さんの茶畑にて。久米熊野座神社・椎葉社宮司(奥)と、南光院・渕田雲渓住職

鎌倉期にはすでに名産として知られた「古茶の地・人吉球磨」。その歴史を手がかりに、人吉藩文化として受け継がれてきた“茶の系譜”を、現代の感性で再興する企画です。
今回の三日月茶会では、熊本県初のオリジナル抹茶「人吉藩抹茶」をひとつの核とします。
寺社さまを舞台にした茶会や、三日月盆地(人吉・球磨)にいらっしゃる地域の担い手(参加店舗さま)のみなさまによる抹茶スイーツ・抹茶ドリンクの展開など、地域のみなさまとともに新しい茶の風景を育てていきます。

私たちが提案したいのは、「飲む」だけでも「映える」だけでもない、点てる文化の再生。
いま広がる“抹茶スイーツ”の流行のその先です。

コーヒーに第三の波があったように、茶にもまた、暮らしの中に所作と余白を取り戻す「第四の波」があると、私たちは考えています。

三日月盆地(人吉・球磨)の歴史、祈り、景色、ものづくり、そして「茶」がつなぐ時空間を、この春、ぜひ体験してください。


■人吉藩抹茶三日月フェア
三日月茶会の開催期間中、「人吉藩抹茶三日月フェア」と題して、熊本県初の本格的抹茶「人吉藩抹茶」を使用したスイーツとドリンクを、地域の担い手(参加店舗さま)が開発・販売いたします。

▼商品紹介(20事業者が参加協力。そのうち3店と共に商品を紹介します)

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ユノカフェさんの三日月抹茶レアチーズケーキ(右)、三日月抹茶ショートケーキ(左)、三日月抹茶プリン(上)
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球磨禅心生活さんの三日月抹茶ドーナツ
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珈琲豆屋むかしむかしさんの三日月抹茶アメリカーノ(左)、三日月抹茶ミルク(マンゴー)

■三日月茶会 開催概要
【開催期間】
4月17日(金)~5月24日(日)

【内容】
・寺社さまを舞台とした茶会(日程調整が出来次第お知らせいたします)
・「人吉藩抹茶」を使った抹茶スイーツ/抹茶ドリンクの展開

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松井製茶(五木村)さんの茶畑にて。五木阿蘇神社・尾方智宮司(左)と栄立寺・村井信照住職

○日本最古級の茶文化と清流の水が点てる一椀
熊本県 人吉・球磨。ここは、日本文化の原風景が残る土地です。
山から流れる清らかな川。1200年続く信仰の文化。鎌倉時代からの武家文化。
日本文化の縮図と言われるこの地域で、人々を結び続けてきたものがあります。
三日月茶会はこの土地の文化を茶で体験する茶会です。


○日本最古級の茶文化
「日本の茶は、ここから始まったのかもしれない。」

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狩野秀頼「観楓図屏風」 東京国立博物館蔵

人吉・球磨は鎌倉時代にはすでに茶の産地として知られていました。

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全国各地に伝来した鎌倉時代文書を広く収録した資料「鎌倉遺文」

鎌倉時代の第1級史料、『鎌倉遺文』5333号。そこには肥後国球磨郡の特産として「茶 五十斤」と記されています。
800年前、人吉・球磨ではすでに茶が作られ、特産として名を馳せていました。
もしかするとこの地は、日本茶のもう一つの原風景なのかもしれません。

つまりこの地域には日本最古級の茶文化が存在していた可能性があります。
古茶の地、人吉・球磨。


○清流の水

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19年連続水質日本一の清流・川辺川

三日月盆地(人吉・球磨)には日本屈指の清流 川辺川(令和7年現在、国土交通省 九州地方整備局から発表で、19年連続水質日本一に選ばれた)があります

山の森を通り澄んだ水となって流れる川。
この水が、茶を育て、人吉・球磨文化を支えてきました。

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川辺川流域にある信國製茶さんの茶畑の横を流れる小川

○熊本県初の本格抹茶 人吉藩抹茶 ~700年の記憶を点てる~
日本最古級の茶文化が残る清流の地で生まれた、熊本初の本格抹茶
平成29年(2017年)人吉・球磨で生まれた熊本県初の本格抹茶。
球磨禅心生活さんでプライベートブランドとして作られました。
→詳しくは熊本県初の本格抹茶誕生のストーリー

碾茶
抹茶の真髄は碾茶にあり。

過去、熊本県では碾茶まで作っている生産者は皆無でした。

川辺川流域の秘境で育てた茶葉を丁寧に抹茶として仕上げています。

今まで、球磨禅心抹茶として実績を重ねてきましたが、三日月盆地(人吉・球磨)全体の地域活性化のため、新しくリニューアルし人吉藩抹茶として誕生しました。
月の満ち欠けのように、また生まれ変わることになりました。


○日本最高レベルの品質の抹茶

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熊本県初の本格的抹茶・人吉藩抹茶

○人吉・球磨 風水・祈りの浄化町で失われた風景を取り戻す。
集う ~カタル・結~
寄合文化と茶 ~日本文化の縮図 人吉・球磨~

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三日月ノ城(人吉城・国指定)の玄武・北の結界を護る、人吉球磨最古の寺院・高寺院(山江村)。安置される毘沙門天像は国指定重要文化財。

人吉・球磨には古代から積み重ねた長い祈りの文化があります。
特に中世の時代は
・神道
・仏教
・儒教
・道教
が混ざり合い、

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国宝・青井阿蘇神社の楼門と鳥居
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日本唯一「人吉様式」。楼門上層の軒先き四隅にあり陰陽一対。結界を護る。

そして、そこに相良家700年の武家文化が混ざり合い独自の文化圏を作りました。
その文化が今までの当時のまま体験することができます。
これが日本文化の冷凍庫とも呼ばれる所以です。

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熊本県最古の木造建築である浄心寺は旧国宝で、現在は国重要指定文化財。
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浄心寺(湯前町)の木造阿弥陀如来像・両脇侍像は国指定重要文化財。

茶の湯の思想は日本古来の和歌・連歌の思想から発生したと言われています。
和歌は日本文学の根幹であり、茶の湯の世界観や美意識の源流になっています。

そして、さらには、戦国時代に完成をみた茶の湯はそのおもてなし、しつらえも含め、日本の伝統文化の包括的なシンボルとなっています。

「変えない茶」を意識的に残していく意義も一方では新たに生じています。

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人吉藩武家屋敷にて超宗派寺社によるお茶会

人吉・球磨には「カタル(参加する)」という方言があります。
仲間に加わる、一緒にするという意味です。

人が集い、語り、結ばれる。
茶を囲むそのひとときから、人吉・球磨の寄合文化は再び息を吹き返す。
それは、日本文化の本質を見つめ直し、未来へつなぐ営みでもあります。


○茶の本来の風景を取り戻す
庶民でも楽しんでいた茶の湯

現在の学術研究では、茶は武士や貴族だけの文化ではなく、庶民の生活文化として広がっていたことが解明されています。茶の研究者・神津朝夫さんは、中世の茶文化についてこう指摘しています。
「寺院では参拝者に茶がふるまわれ、人々は寄り合いの場で茶を点てていた。(神津氏の原文)」

つまり茶は日本最古のサロン文化でもありました。

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北野大茶会図

中世の茶文化はもっと大衆的だったのです。三日月盆地(人吉・球磨)では、中世にこんな風景が広がっていたのです。

茶は単なる飲み物ではありませんでした。相良家は三日月ノ城や戦場で、僧侶や宮司は寺院や神社で、城下町では町人や鍛冶屋が旅人には街道で「一服一銭」の茶屋があり、稲作・茶摘みの合間に作業する人たちは休憩時にはみんなで寄り合い語り合う。
和歌・連歌からの流れの日本文化真髄の1つ、寄合文化その中心にあったのが一椀の茶です。


○三日月茶会が求める「茶の姿」
~美しい水で、好きなスタイルで 自由に樂む~

三日月茶会で問いたいもの。
それは、美しい水で、好きなスタイルで 自由に樂む

茶に神仏との繋がりを求める。一人で器を樂む。

友人と楽しくワイワイしながら楽しむ
茶道での流儀を味わう。
抹茶スイーツで楽しむ

お茶の本質はニーズに応じたその変幻自在の自由さにあります。
本来の茶の姿だと思います。
だからこそ、時空を超えて楽しめるのです

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狩野秀頼「観楓図屏風」の一部分を拡大 東京国立博物館蔵

ただし、水の美しさはマストです。水が不味いと全てがダメにしてしまいます。

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球磨禅心生活(錦町)さんでは、お好みの抹茶椀で召し上がることができます
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→三日月ノ城(人吉城・国史跡)に鎮座する相良神社で抹茶を召し上がる 兵法タイ捨流 第15代目宗家・上原エリ子さま(写真:右)、兵法タイ捨流 龍泉館館長・山本隆博さま

○地域再興の想いを茶に込める
三日月茶会はこの文化をもう一度取り戻す試みです。

人吉・球磨の
・茶生産者
・寺院
・職人
・事業者
・地域メンバー
が集まり、文化の再興に挑戦しています。

みんなが集う文化をもう一度、三日月盆地(人吉・球磨)から。

三日月茶会 主宰
人吉藩武家屋敷館主
一般社団法人 人吉球磨三日月地域づくり協議会 代表理事
佐藤圭


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