2024年初6週間における中国スマートフォン市場における販売台数を発表〜前年同期比7%減となり、Apple、OPPO、vivoは二桁減に〜

プレスリリース発表元企業:Counterpoint Research HK Limited

配信日時: 2024-04-12 09:00:00

2024年初6週間における中国スマートフォン市場における販売台数を発表〜前年同期比7%減となり、Apple、OPPO、vivoは二桁減に〜


カウンターポイント・リサーチ・エイチ・ケー (英文名: Counterpoint Research HK 以下、カウンターポイント社)は、2024年初6週間における中国スマートフォン市場における販売台数は前年同期比7%の減少となったという調査結果を含むChina Smartphone Weekly Sell-through Trackerによる最新調査を発表致しました。

2024年初6週間における中国スマートフォン市場において、主要メーカーであるApple、OPPO、vivoは、いずれも二桁の落ち込みとなりました。

AppleのiPhoneが年初に苦しんだ要因はいくつかあります。「まず大きな要因が、高価格帯機種での激しい競争だ。復活したHuaweiとの競争が激化した。加えて、中価格帯機種セグメントではOPPO、vivo、Xiaomiなどが値下げ攻勢をかけ、Appleが押し出される形になった。」と、カウンターポイント社シニアアナリストMengmeng Zhang氏は分析しています。「確かにiPhone 15は優れた機種ではあるが、前の機種と大きな違いがない。だから消費者は古いiPhoneを使い続けることで今のところ満足している。」

もっとも、2023年初6週間の販売台数は異常に高かったことは考慮しなくてはなりません。その背景には、製造の問題があり2022年12月に販売するはずだった端末のかなりの台数が1月にずれ込んだといった事情がありました。

図: 中国スマートフォン市場における年初6週間の販売台数シェア成長率・2023年と2024年の比較


[資料: https://files.value-press.com/czMjYXJ0aWNsZSM3Nzc0NSMzMzUzOTAjNzc3NDVfVVlaaGtBQVBpZC5qcGc.jpg ]
出典:カウンターポイント社China Smartphone Weekly Sell-through Tracker
※2023年1月2日~2月12日および2024年1月1日~2月11日の集計値
※各社のシェアの合計は四捨五入した数値のため100%にならない可能性があります
※OPPOの数字にはOnePlusを含む

HuaweiのMate 60シリーズは相変わらず引き合いが強く、年初における唯一の明るい材料となりました。

「市場が安定するには、消費者心理が好転しなくてはならない。しかし、今起きていること、特に不動産関連の問題をみると、好転するとは言い難い。」カウンターポイント社シニアアナリストIvan Lam氏はこう述べた上で、「Appleについては、まだ短期的な手を打つ余地がある。今週の大々的なプロモーションもその一例だ。」と付け加えています。

消費が落ち込み、新機種の発売もない中、2024年第1四半期は、四半期を通じて前年比割れの状態が続く可能性があります。


本プレスリリースに関する詳細並びに情報は、こちらからご覧いただけます。
https://www.counterpointresearch.com/research_portal/china-smartphone-sales-weekly-tracker-6w-2024/

今回の発表は、チャネル情報、POSデータ、ディストリビューターアンケート調査、公開データなどボトムアップデータソースとトップダウンリサーチの組み合わせによるカウンターポイント社独自の調査方法で実施したものです。 (調査時期:2023年1月1日~2024年2月11日)


【カウンターポイント社概要】
Counterpoint Research HKはTMT(テクノロジー・メディア・通信)業界に特化した国際的な調査会社である。主要なテクノロジー企業や金融系の会社に、月報、個別プロジェクト、およびモバイルとハイテク市場についての詳細な分析を提供している。主なアナリストは業界のエキスパートで、平均13年以上の経験をハイテク業界で積んだ経験を持つ。
公式ウェブサイト: https://www.counterpointresearch.com/


提供元:valuepressプレスリリース詳細へ

プレスリリース情報提供元:valuepress