扉グループ統括総料理長・ヒカリヤニシの田邉 真宏シェフが第14回農林水産省料理人顕彰制度「料理マスターズ」のブロンズ賞を受賞!
配信日時: 2023-11-20 08:00:00
世界的なホテル・レストランの会員組織「ルレ・エ・シャトー」に加盟する長野県松本市のフレンチレストラン「ヒカリヤニシ」の田邉 真宏シェフは、農林水産省による第14回農林水産省料理人顕彰制度「料理マスターズ」において、ブロンズ賞を受賞しました。長年にわたる料理人としての優れた技術と努力、そして地域社会や「食」への貢献が評価されたもので、田邉シェフの持続的な献身と功績を称えるものです。
扉ホールディングス株式会社(本社:長野県松本市、代表取締役:齊藤 忠政)のグループ企業・シックスセンス株式会社が運営するフレンチレストラン「ヒカリヤニシ」(長野県松本市)のシェフを務める、扉グループ統括総料理長の田邉 真宏は、第14回農林水産省料理人顕彰制度「料理マスターズ」のブロンズ賞を受賞し、2023年11月13日(月)に帝国ホテル東京で開催された授与式へ参加しました。「料理マスターズ」は、日本の「食」、「食文化」等の素晴らしさや奥深さ、更にはその魅力に誇りとこだわりを持ち続ける料理人を顕彰する制度で、日本の優れた料理人たちを顕彰することで、我が国の農林水産業、農山漁村、食品産業の発展を図るとともに、観光客の増加による地域の活性化や食品企業の海外展開を目指しています。田邉シェフは、今回の受賞で地域の食文化発展に貢献した功績を国によって認められ、ほかの受賞者とともに「料理マスターズ」ブロンズ賞を授与されました。
▼ プレスリリース「第14回農林水産省料理人顕彰制度『料理マスターズ』受賞者の決定及び授与式の開催について」(農林水産省公式ウェブサイト):
https://www.maff.go.jp/j/press/shokuhin/gaisyoku/231026.html
▼ 料理マスターズ倶楽部
http://ryori-masters.jp
■ 第14回農林水産省料理人顕彰制度「料理マスターズ」授与式 開催概要
日時:2023年11月13日(月)14時~15時
会場:帝国ホテル東京 3階 鶴の間(東京都千代田区内幸町1-1-1)
長年にわたる農林水産業との取り組みが評価を受けブロンズ賞を受賞
農林水産省料理人顕彰制度「料理マスターズ」は、日本の食文化の発展に貢献する、優れた料理人を顕彰する制度です。生産者や食品企業などと「協働」し、地産地消や日本の食文化の普及といった取り組みに尽力する、現役の料理人を顕彰の対象としています。今年度は、ゴールド賞 2名、シルバー賞 3名、ブロンズ賞 8名の受賞が発表されました。
田邉シェフは長年にわたって地域の食材を活用し、地域の生産者と連携を保ちながら料理を提供しており、地域に貢献するサステナブルかつ独創的な料理と、農林水産業との数々の取り組みが評価され、今回ブロンズ賞の受賞に至りました。
[資料: https://files.value-press.com/czMjYXJ0aWNsZSM3OTg1MSMzMjc3MDIjNzk4NTFfbmpuY3dLZ1NjWi5wbmc.png ]
【 田邉 真宏シェフのコメント 】
「料理マスターズのブロンズ賞受賞は大変光栄です。この受賞は地域の生産者の皆様のご支援の賜物と感じています。私は地域の食材を大切にし、その可能性を最大限に引き出すことに努めてきました。また料理人として何ができるかを考え、次世代につなげるものを作りたいとを思っています。日本や地域の食文化の発展に貢献できることは、料理人としての使命を深く感じています。これからもより一層、地域の生産者さんと連携しながら、さらに高い品質の料理をお客様に提供し、日本や地域の食文化を世界に発信し続けていきたいと思っています。ヒカリヤニシのお客様、生産者の皆様、そして支えてくださっている全ての方々に心より感謝申し上げます。」
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田邉 真宏
扉ホールディングス株式会社
扉グループ統括総料理長・ヒカリヤニシ
プロフィール
1975年栃木県出身。「エコール・キュリネール国立」を卒業後、宇都宮「オーベルジュ」で音羽和紀氏に師事。渡欧し数々の星付きの名店で研鑚を積み帰国。那須「二期倶楽部」の料理長を経て、現在は扉グループの統括総料理長を務め、地元信州の豊かな食材と自家農園での有機栽培の恵みを活かし、サステナブルな食材へのこだわりを持つ地元農家や生産者との密接なつながりを大切にしています。また次世代育成、食育にも力を注ぎ、マクロビオティックアドバイザー免許も取得。マクロビオティックを取り入れた地元の気候風土にあった独創的な調理法で、素材自身が気が付かなかったような味わいを引き出し、訪れる人々に感動的な美食体験を提供しています。また統括総料理長を務める「扉温泉 明神館」「ヒカリヤニシ」では、厳選な審査をクリアして世界的な会員組織「ルレ・エ・シャトー」への加盟が認められ、2017年に最年少で信州の名工に認定、2021年にはフランス料理アカデミー会員に選ばれたほか、2022年よりJR東日本「TRAIN SUITE 四季島」のランチ提供やJALファーストクラスの機内食の監修など、その料理は国内外で広く認められています。
フランス料理の伝統と地域の伝統に根付くヒカリヤニシの「ナチュレフレンチ」
「ヒカリヤニシ」は国宝・松本城のお膝元に建つ、1886年建造の名門商家・旧「光屋(ひかるや)」の蔵屋敷をリノベーションしたレストランです。建物は国の登録有形文化財にも登録されており、歴史を体現する外観と空間が、訪れる人を魅了しています。
「ヒカリヤニシ」が得意とするのは、マクロビオティックを取り入れた“ナチュレフレンチ”。地産地消を基本とした日本の気候風土に合った料理法です。松本は美しい自然に囲まれた地域で、安曇野をはじめ周辺地域では、豊富な農産物が生産されています。
扉グループの統括総料理長も務める田邉 真宏シェフは、フランスの有名店での経験や、地元食材の活用により、フランス料理の伝統と地域の伝統に根付いた独自の料理スタイルを確立しました。県産の黒耀キャビアや椎茸、信州サーモンやフィンガーライムなど、信州の豊かな食材を活かし、全体として地域性を感じさせる料理を提供しています。
▼ 「ヒカリヤニシ」公式ウェブサイト:https://hikari-ya.com/nishi/
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地域の小規模生産者との仲介役設立と地域の食文化の発信
田邉シェフは、2008年より小規模生産者との仲介役を設立し、伝統野菜を生産する地元農家の販路拡大に協力してきました。取り組みは、ヒカリヤの庭をはじめグループ店舗の敷地を直売所として週1回無料で開放することから始まり、農産物生産者組合「金の鈴まごころ会」との協力のもと、生産者と幅広い種類の野菜の販売を可能にしました。この仲介役によって、生産者は出荷先を増やし、販売計画を立てやすくなり、付加価値の高い品種の栽培にも積極的になりました。またヒカリヤニシの料理を通じて地域の食材や食文化を発信することで、生産者のプライドが高まり、生産活動を活発化することにも貢献しました。さらに、松本市内と池田町に直売所が増設されたことで、さらに生産者の販路が広がりました。この取り組みは地域の第一次産業に貢献し、多くの飲食店関係者や地元住民からも高い評価を受けています。
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品種改良と地域特産品の開発支援
田邉シェフは、長野県野菜花き試験場と協力して、茎レタス「長・野54号」や新品種のイチゴ「サマーリリカル」などの品種改良に関わりました。豆の香りのする茎レタスの品種改良は、シェフの視点から味や香り、食感の面でアドバイスをおこない、約5年の歳月をかけて商品化に成功しました。また田邉シェフは「信州6次産業化プランナー」として活動し、市田柿や天龍村のていざなすを用いた地域の特産品の開発と普及にも貢献しました。
田邉シェフの取り組みは、農業試験場の専門家の知見に、料理人やレストラン経営者としての視点を加えることで、市場ニーズに合った野菜の開発を実現しました。レシピ開発による食材の活用は、これらの新品種や伝統野菜の魅力を引き出し、普及に大きく貢献しています。またB級品の椎茸をペースト状にしてスペシャリティの「原木椎茸のテリーヌ」に生かし、また鹿のすね肉や前足など利用しにくい部位を「鹿のコンソメ」に生かすことで、特別な料理として様々な食材に付加価値を持たせました。
これらの活動を通じて品種改良や地域特産品の開発を支援し、地域産業の振興に寄与しています。田邉シェフの努力は、生産者と消費者の双方に利益をもたらし、地域の食文化の発展にも貢献しています。
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海外へ向けた地域の食材と食文化の発信
田邉シェフは、地元の食材を活かした料理の創作を通じて、松本や信州の食文化を国内外に広める活動を積極的に行っています。レストランのシェフとして、地元農家と協力し、信州の食材の魅力を最大限に引き出し、それを観光と結びつける努力をしてきました。また、明神館とヒカリヤニシが「ルレ・エ・シャトー」に加盟して以来、海外との接点を増やし、異文化交流を通じて食文化の情報発信や食材の販促支援を行い、県内の生産者にもメリットをもたらしています。
田邉シェフは、信州の豊かな食材を用いた料理を海外のゲストに提供し、松本の魅力や日本のおもてなし文化を伝えることに尽力しています。様々な国際的なイベントへの参加や開催を通じて、信州の食文化を世界に広めています。例えば、シンガポールやマレーシア、台湾へのマーケティング、フランスやスイスの有名シェフとのコラボレーション、ルレ・エ・シャトーの大会への参加など、国際的な交流を積極的に行っています。
さらに、海外からの研修生を受け入れることで、自社スタッフの国際的な意識を高め、次世代の料理人やサービススタッフの育成にも貢献しています。田邉シェフのこれらの取り組みは、地域の食材の魅力を海外に伝えると共に、松本や信州の観光および農業の発展に大きく貢献しています。
2023年10月には、ルレ・エ・シャトーのトップシェフたちとともに、国宝松本城プレミアムディナーイベントを開催し、訪日外国人観光客を含む国内外のゲストに向け、料理とおもてなしを通じて、信州の食材と食文化を世界に発信しました。
▼ プレスリリース
日本初開催!ルレ・エ・シャトーのトップシェフが共演!国宝松本城で2夜限りのプレミアムディナー「Delicious Journeys in Matsumoto」:
https://www.value-press.com/pressrelease/326742
[資料: https://files.value-press.com/czMjYXJ0aWNsZSM3OTg1MSMzMjc3MDIjNzk4NTFfVVdaTmhnbFh4Sy5wbmc.png ]
▼ プレスリリース
信州の食文化を世界に!国宝を守り継ぐ、史上初の松本城本丸庭園ディナーイベント「Delicious Journeys in Matsumoto」記者発表会のご報告
https://www.value-press.com/pressrelease/325887
[資料: https://files.value-press.com/czMjYXJ0aWNsZSM3OTg1MSMzMjc3MDIjNzk4NTFfc1pDcHBVeEZGaS5wbmc.png ]
レストラン ヒカリヤ
国宝・松本城のお膝元に建つ、1886年建造の名門商家・旧「光屋(ひかるや)」の蔵屋敷をリノベーションしたレストランです。建物は国の登録有形文化財にも登録されており、歴史を体現する外観と空間が、訪れる人を魅了しています。ひとつの敷地内に、母屋をそのまま生かした日本料理の「ヒガシ」、漆喰の蔵をリノベーションして造られたフレンチの「ニシ」、日本の伝統と西洋の文化の両方を併せ持つ2つのレストランが中庭を中心に別棟の蔵屋敷で存在する、他には類をみないレストランです。
https://www.hikari-ya.com/
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【扉ホールディングス株式会社について】
本社:〒390-0815 長野県松本市深志1-2-18 コスモビル3階
代表者:代表取締役 齊藤 忠政
設立:2020年3月(グループ創業:1931年6月)
電話番号:0263-88-3266
URL:https://www.tobira-group.com/
事業内容:
扉ホールディングス株式会社:親会社、宿泊業、ブライダル事業
株式会社 明神館:宿泊業、EC事業、就労継続支援B型事業
Six Sense株式会社:レストラン事業
▼ 扉温泉 明神館 | https://www.tobira-group.com/myojinkan/
▼ 松本丸の内ホテル | https://www.matsumoto-marunouchi.com/
▼ Satoyama villa DEN | http://tobira-group.com/satoyamavilladen/
▼ Satoyama villa 本陣 | https://shigahonjin.jp/
▼ ヒカリヤ | http://www.hikari-ya.com/
▼ BISTRO HIKARIYA | http://www.hikari-ya.com/bistro/
▼ 扉セレクト(ECサイト) | https://tobiraselect.net/
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