【ダイキン】内閣府主催の第5回日本オープンイノベーション大賞において「総務大臣賞」および「文部科学大臣賞」を受賞

プレスリリース発表元企業:ダイキン工業株式会社

配信日時: 2023-02-15 17:00:00


ダイキン工業株式会社は、内閣府が主催する「第5回日本オープンイノベーション大賞」において、フェアリーデバイセズ株式会社との『グローバルな現場DX/脱炭素化と国内現場力の維持を実現する「コネクテッドワーカーソリューション」の推進』の取り組みが「総務大臣賞」を、理化学研究所、豊橋技術科学大学、京都工芸繊維大学、鹿島建設株式会社との『スパコン「富岳」による新型コロナ飛沫感染リスク評価のデジタルトランスフォーメーションと社会実装の推進』の取り組みが「文部科学大臣賞」を受賞しました。
日本オープンイノベーション大賞は、産官学が組織の壁を越えてイノベーション創出に挑戦するプロジェクトにおいて、今後のロールモデルとして期待される先導性や独創性の高い取り組みを政府が表彰するものです。本表彰は、イノベーション創出を巡る競争が国際的に激化する中、日本のオープンイノベーションのさらなる推進をめざして平成30年度にスタートしました。研究開発等の成果を迅速に社会実装し、社会課題の解決や新たな価値の創造につなげることが重要な課題となる中で注目されています。
このたび「総務大臣賞」を受賞した取り組みは、製造業をはじめとした現場を抱える多くの組織が課題とする熟練工のノウハウの活用や継承をDXによって実現したものです。既に当社が展開する空調設備のサービス業務において社会実装されていることや、AIやリモートを用いてノウハウの活用範囲を拡大させられることなどが、非常に意義のあることとして評価されました。
「文部科学大臣賞」を受賞した取り組みは、スーパーコンピュータ「富岳」と飛沫シミュレーションソフトウェア「CUBE(キューブ)」を用いて、飛沫・エアロゾル感染リスク評価を産学官連携体制で具現化したものです。新型コロナウイルスの感染リスク評価と感染拡大抑止対策を提案してきた取り組みとして社会的な意義が高く、最先端科学の成果を実社会に適用し、目に見える成果を上げた事例として評価されました。
今後もグローバルで様々な分野のパートナーと強固な関係を構築し、オープンイノベーションを推進し、社会課題の解決や、新たな価値創造を進めていきます。


受賞概要


受賞名


第5回日本オープンイノベーション大賞「総務大臣賞」


受賞案件


グローバルな現場DX/脱炭素化と国内現場力の維持を実現する「コネクテッドワーカーソリューション」の推進


受賞者


フェアリーデバイセズ株式会社、ダイキン工業株式会社


取り組み内容


【概要】:世界の脱炭素化と国内産業の維持を両立する、ポストコロナ時代の新たなエコシステムを形成・拡大に取り組むプログラム。
【目的】:最先端の省エネ機器を高品質で施工・保守できる「熟練工の世界的な確保・育成・拡充」と、高齢化により国内の熟練工が長年培ってきた「経験・技能・暗黙知の喪失」という2つの課題を同時解決する。
【内容】:「日本の熟練工と世界の現場を繋ぐコネクテッドワーカーソリューション(CWS)」を構築し、熟練工による世界各地の作業者の遠隔支援・教育及び知見のデジタル化を実施。世界の脱炭素化と国内産業の維持を両立する、ポストコロナ時代の新たなエコシステムを形成・拡大中。
【効果】:2020年以降、14ヶ国で2000人以上がCWSを活用。本社から国内外の現場を遠隔支援するポストコロナ時代の運用体制を構築。出動人数の削減で移動時間と環境負荷も大幅低減し、生産性向上とCO2削減を両立。


受賞名


第5回日本オープンイノベーション大賞「文部科学大臣賞」


受賞案件


スパコン「富岳」による新型コロナ飛沫感染リスク評価のデジタルトランスフォーメーションと社会実装


受賞者


理化学研究所、豊橋技術科学大学、京都工芸繊維大学、鹿島建設株式会社、
ダイキン工業株式会社


取り組み内容


【概要】:世界最高性能のスパコン「富岳」とSociety5.0を支えるシミュレーションソフト「CUBE」を用いて、新型コロナを対象とした感染リスク評価と感染拡大抑止対策の提案を実施するプロジェクト。
【目的】:感染初期における新型コロナ感染に対する一般社会の正しい理解と、科学的データに基づく感染拡大抑止策の迅速な提案、ウイズコロナ時代における社会経済活動を妨げることのないウイルスとの共生空間の実現、さらには将来確実に来襲する新たなウイルスに対して感染症にレジリエントな室内環境の実現によるニュー・ノーマルの確立。
【内容】:感染状況に応じ社会や政府が必要とするタイミングで、既存の実験やシミュレーション技術では対応できないケースに対して、リスク評価と対策提案を実施。
【効果】:パンデミック初期における飛沫・エアロゾル感染の科学的理解と、マスクやパーティション等の対策の重要性を社会に啓発し、人々の行動様式に変革を与えることで感染拡大の抑止に大きく貢献した。




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