[写真]DNAの変換ルールを改変することで、多様なアミノ酸を高効率でタンパク質に導入―理研(2)

2015年5月22日 17:01

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生物の遺伝暗号を示す図。全ての生物で基本的には同じ遺伝暗号が使われてタンパク質が生合成される。たとえば、TTTという塩基配列(コドン)は フェニルアラニン(Phe)を意味している。TAA、TAG、TGAの3つのコドンはタンパク質の合成終了を意味する終止コドンである。(理化学研究所の発表資料より)

生物の遺伝暗号を示す図。全ての生物で基本的には同じ遺伝暗号が使われてタンパク質が生合成される。たとえば、TTTという塩基配列(コドン)は フェニルアラニン(Phe)を意味している。TAA、TAG、TGAの3つのコドンはタンパク質の合成終了を意味する終止コドンである。(理化学研究所の発表資料より)

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