報道によると、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長は23日に行われた講演で、「インフレはFRBの目標である2%に向かいつつあるため、政策を調整する時期が来た」と述べ、9月開催の次回FOMCで利下げに着手する意向を伝えた。一方、日本銀行植田総裁は23日の国会閉会中審査に出席し、金融正常化の政策方針を改めて強調。8月初旬の株価暴落を受け、内田日銀副総裁は早急な利上げについて慎重な姿勢に傾いていた。しかし、植田総裁は「経済・物価見通しの確度が高まれば金融緩和の度合いを調整する基本的な姿勢に変わりはない」との見方を示した。今年後半における追加利上げの可能性は高まっており、主要通貨に対する円買いがただちに縮小する可能性は低いと予想される。《MK》。
08/26 17:22
今日の注目スケジュール:中中期貸出ファシリティ金利(1年物)、独IFO企業景況感指数、米耐久財受注など
08/26 06:30
米労働省労働統計局(BLS)は基準改定値で3月までの年間雇用者数の伸びを現在の推定値から81.8万人下方に改定した。
08/22 07:35
今日の注目スケジュール:欧ユーロ圏製造業PMI、米サービス業PMI、米中古住宅販売件数など
08/22 06:30
米8月フィラデルフィア連銀非製活動は-25.1と、7月―19.1から一段と低下し2カ月連続のマイナスとなった。
08/21 07:41
7月雇用統計で、失業率の3カ月の平均が過去12カ月の最低値から少なくと0.5%上昇したときアメリカ経済はすでに景気後退に陥っているとのサーム・ルール(Sahm rule)が確認されたため、景気後退懸念が一気に強まった。
08/20 07:43
今日の注目スケジュール:欧ユーロ圏経常収支、トルコ中央銀行が政策金利発表、加消費者物価指数など
08/20 06:30
先週発表された米国のインフレ関連指標はインフレ緩和を示唆する内容だったが、7月の小売売上高は市場予想を上回り、新規失業保険申請件数は減少していることから、7月雇用統計の悪化を受けた米国経済の減速懸念は後退した。現時点で9月以降の米大幅利下げ観測は後退しており、金融市場の混乱は収束しつつあることから、リスク選好的な為替取引は増える可能性がある。8月21日に公表される連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で、参加メンバーの大半が早期利下げを支持していることが確認された場合、リスク選好的なドル買い・円売りはやや縮小する可能性があるが、政策金利の先安観を背景に米国株式は底堅い動きを維持するとみられる。《MK》。
08/19 20:04