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100円ショップの友:レックの株価動向が一転し始めた
レック(7874、東証プライム)。「清掃、サニタリーなど日用品メーカー。100円均一ショップで成長。ドラッグストア、ホームセンター販路も強化」とされる。
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<100円均一>云々に興味をもった。100円均一ショップ第1号店は、1985年に(有)ライフの松本明なる御仁が立ち上げている。
現在業界首位のダイソー(大創産業)の第1号店は1991年、故矢野博丈氏により設立された。そんなダイソーは未上場企業。非上場を選ぶ業界の大手企業に関しては一般論として「経営の自由度を保持するため」云々が語られる。
ちなみにダイソーからは「弊社では経営戦略など詳細な事項への回答は一律控えさせていただいている」と、丁重な返信があった。
が私はレックが100円均一ショップと相互補完する形で成長、という点に「?」が払拭しきれなかった。「薄利多売路線の100円均一ショップ」という世界で、「タッグを組んで互いに成長」という表現が合致するのか・・・。
その「?」は、ダイソーの「面展開」を確認して、拭いきれた。2025年2月末で「国内の店舗数:4625店(3ブランド)、海外店舗数:1045店(3ブランド)」を展開している。
なお読者諸氏にはウィキペディアに記されている矢野博丈なる御仁の、設立までを是非読んで欲しい。文字通り、波乱万丈・・・「え~い、面倒じゃ。み~んな、100円じゃ。もってけ」が、100円均一ショップを産み落としたこと。「真似をする業者が多々出てきた。大手企業も・・・」。がライバルは早々に消えていった。記されているそうした一連の話は、下手な小説より臨場感があり読み手を誘う。
レックの収益動向を振り返ると、浮き沈みを感じる。2022年3月期「3.5%増収、39.2%営業減益」。23年3月期「7.9%増収、71.6%減益」。決算資料は前者を「新型コロナウィルス感染症拡大、経済活動停滞・・・急激な円安の進行、原材料、海上運賃高騰をはじめ諸コスト上昇で・・・」、後者を「諸物価上昇になどで実質賃金などから消費者の節約が高まり・・・」としている。
だがそんなレックの収益動向が、立ち位置を変えている。24年3月期「9.6%増収、78.7%増益」-前25年3月期「9.1%増収、66.5%増益」。そして今3月期は既に3回の計画変更。売上高こそ「700億円」据え置きも営業利益を3次にわたり30億円から「45億円」に引き上げている。
本稿作成中の株価は1100円台前半、予想PER12.90倍。昨年高値(4月23日1423円)まで買い戻されたが、今年に入って1050円割れ。切り返し基調で1200円超まで買われ、目下窓埋め状況。さて・・・(記事:千葉明・記事一覧を見る)
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