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ファーストリテイリング:柳井代表に学ぶ、新規事業引け際の教え

2025年10月24日にオープンしたグローバル旗艦店「UNIQLO UMEDA」(画像: ファーストリテイリングの発表資料より)[写真拡大]
ファーストリテイリング(9983、東証プライム)。改めて説明はいるまい。「ユニクロ」「ジーユー」を展開。ユニクロの海外展開が、今後を占うカギ。
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収益動向は、敢えて「凄まじい」と記したい。2020年8月期の「12.3%減収、42.0%営業減益」はコロナ禍の影響。が、以降前25年8月期までの6期間は「6.2%増収、66.7%増益」-「7.9%増収、19.4%増益」-「20.2%増収、28.2%増益」-「12.2%増収、31.4%増益」-「9.6増収、12.6%増益」。そして今8月期は「11.7%増収(3兆7500億円)、15.2%増益(6500億円)」計画。
20年8月期の480円配が23年3月1日付けの1対3分割をはさんで、今期配当予想は540円。ちなみに10年前の1996年8月期の売上高・営業利益は「599億5100万円、44億4100万円」。売上高・利益とも文字通り桁違いな変貌。
本稿作成中の株価は6万4800円台終盤。昨年4月7日のトランプショックで4万1650円の後に小反発横這いを経て、2月12日6万9950円の昨年来高値へ。2017年の初値で買い保有していると修正済み株価パフォーマンスは4.6倍弱。IFIS目標平均株価は算出者11名中8人が「強気」の6万6700円。
兜町の古参ストラテジストに聞いた。「どんな姿勢の投資家が急落、押し目場面で拾えているのか」。「例えば昨年4月のトランプショックの時など、後から思えば拾える期間はそれなりにあった。24年第3四半期が中国・香港・台湾でユニクロが大幅減益となった時も深い押し目を作った。今年の高値に駆け上がる前も相応の期間横這い場面を形成している。拾えた投資家はいるはず。が、私には所詮“レバたら”の感が否めない」。
創業者会長・社長の柳井正氏の著書『一勝九敗』(新潮文庫)を読んだ。そこには「数々の失敗の歴史」「上場後の業績低迷」、そして「高品質衣料を低価格で売る秘訣」「広告代理店任せにしない宣伝戦略」等々が率直に語られている。
自著に限らず「柳井明言」は広く語られている。文字通りの「一勝九敗/失敗が成功を演出する」など、その最たる教え。「新規事業は3年たっても利益が確保できなくては撤退する」と公言しているが、「生野菜販売事業」「ユニクロシューズ」などがそれに該当する。(記事:千葉明・記事一覧を見る)
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