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AI需要による注目のデーターセンター銘柄
■2026年の株式市場をけん引する次世代型AIデータセンター
ソフトバンクによる日本最大クラスの苫小牧データセンターをはじめ、AI需要を背景としたデータセンターの建設ラッシュが始まった。
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旧来のデータセンターは不動産ビジネスともいわれるように、利便性の高い大都会の好立地な場所に建設されていた。だがAI需要による次世代型データセンターは、ビックデータを高速処理するための高性能GPU(画像処理半導体)を大量に搭載し、大量の電力供給と高度な冷却技術が特徴となり、北海道のような冷涼な気候・電力・土地・水のキャパシティーや拡張性の高いエリアが最適地となる。
高市首相が掲げる17の戦略分野の中でも、AIは半導体とともに経済安全保障の中核と位置づけられており、設計から製造まで国内で完結するシステム構築が目指される。AIデータセンター市場の成長はまだ始まったばかりで、2026年の株式市場をけん引する注目分野として期待は大きい。
■AIデータセンターの重要なハブとして注目される日本
現在日本において、国内企業だけでなく海外企業も参入した次世代型のAIデータセンターの建設ラッシュが始まっている。円安という大きな特典があるのはもちろんだが、実は日本にはAIデータセンターの建設に必要な条件が揃いすぎているとも言えるのだ。
●安定したインフラ
AIデータセンターでは大量の電力消費が必要となるが、日本には信頼性の高い電力供給(大容量・多系統)と高速通信網が整備されており、停電対策や高速のデータ処理が可能だ。
●地政学的リスクの低さ
戦後80年にわたり、日本には地政学的なリスクは皆無と言ってもよいだろう。他国と比べた場合、治安も驚くほどよく、政情も安定、テロや紛争のリスクも低く、安全にデータを管理できる。
●災害対策の技術力
東日本大震災をはじめ地震大国ともいえる日本には、免震・耐震構造や自家発電設備など、システムの継続利用を可能とする高度な災害対策を持つデータセンターが多く存在する。
これらに加えて、高品質な運用を担う人材が豊富であること、さらには経済安全保障の観点から中国への依存を避け、日本へ投資する動きが加速するという状況が次世代型のAIデータセンターの建設ラッシュを後押しする。
■AIデータセンターの注目銘柄3選
・フジクラ(5803):世界トップシェアを誇る光ファイバー融着機がAI需要により注目され、株価は2024年から約20倍上昇しているものの、各社アナリストの強気な見方は衰えそうにない。
・ニデック(6594):AIデータセンターでは、消費電力量が格段に多いGPUサーバーの需要が急拡大するが、消費される電力の大きな割合を占めるのがサーバーの熱を冷却するための空調だ。AIデータセンター冷却システムの大本命。ただ不正会計疑惑による上場維持問題には注意が必要。
北海道電力(9509):苫小牧や石狩がAIデータセンターの集積地として期待される中、北海道の電力需要が大幅に伸びると期待される。
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