「70スープラ」 のレストア車両、オートモビル カウンシル2025で展示

2025年4月12日 19:16

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レストア途中の70スープラ(画像:ネッツトヨタ富山株式会社 GR Garage富山新庄発表資料より)

レストア途中の70スープラ(画像:ネッツトヨタ富山株式会社 GR Garage富山新庄発表資料より)[写真拡大]

  • レストア途中の70スープラ(画像:ネッツトヨタ富山株式会社 GR Garage富山新庄発表資料より)
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 4月11日~13日(一番公開は12、13日)に幕張メッセで開催されている「オートモビル カウンシル2025」にて、ネッツトヨタ富山GR Garage富山新庄がレストアを手がけた「70スープラ レストアプロジェクト」の車両が展示されている。

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 「70スープラ」は、1986年から1993年まで販売されたモデルで、国内で初めてスープラの名を冠した記念すべき一台だ。登場時には「トヨタ3000GT」のキャッチフレーズで大きな話題を呼び、当時のクルマ好きを魅了した。スタイリッシュなデザインと高性能エンジンは、今もなお多くのファンに愛され続けている。

 旧車ブームもあり、その人気は再燃しており、中古市場でも高値で取引されることが多い。そんな中で始動した今回のプロジェクトは、KINTOが展開する「Vintage Club」にて、2022年から約2年半レンタカーとして使用されていた70スープラをベースに、GRヘリテージパーツを活用してレストアが行われた。

 作業は、ガラス類やリア周り、エンジン、内装、ダッシュパネル、シートなどがすべて取り外されるという、まさにフルスケールのレストア。ドアやフェンダーこそ装着された状態だが、内張りはすべて取り外されており、車両は骨格から再構築されたと言えるほど手が加えられている。

 廃盤となった部品については、トヨタが進める「GRヘリテージパーツプロジェクト」により復刻された純正部品を使用。高品質なパーツと熟練の技術が融合し、33年前の1992年式車両が見事に蘇った。

 この70スープラは、2025年2月開催の「ノスタルジック2デイズ2025」への出展を経て、4月にレストアを完了。そして完成直後の状態で、オートモビル カウンシル2025にて披露される。(記事:小泉嘉史・記事一覧を見る

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