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NY株式:NYダウは79ドル安、金利低下でハイテクに買い戻し
*06:32JST NY株式:NYダウは79ドル安、金利低下でハイテクに買い戻し
米国株式市場はまちまち。ダウ平均は79.88ドル安の36,124.56ドル、ナスダックは44.42ポイント高の14,229.91で取引を終了した。
JOLT求人件数が予想を下回り労働市場の鈍化が明らかになり、景気減速を警戒した売りに寄り付き後、下落。ダウは終日軟調に推移した。ただ、長期金利の低下でハイテクは買い戻され、ナスダックは上昇に転じ相場の下値を支えまちまちで終了。セクター別では電気通信サービスやテクノロジー・ハード・機器が上昇した一方で、家庭・パーソナルが下落した。
総合ヘルスケアのCVSヘルス(CVS)は四半期決算で24年通期の1株利益やキャッシュフロー見通しが予想を上回ったほか、増配が好感され、上昇。食品会社のJMスマッカー(SJM)は値上げにもかかわらず売り上げ数量は伸び、第2四半期決算で調整後の1株利益が予想を上回ったほか、見通しも警戒された程、弱くなく、買われた。
製薬会社のジョンソン・アンド・ジョンソン(JNJ)は競争激化で24年の売り上げの伸び減速を警告し軟調推移。クレジットカード会社のアメリカンエクスプレス(AXP)はイベントで最高経営責任者(CEO)が10月の利用額が第3四半期程強くないと慎重な見解を示し売られた。ケーブルテレビ会社のチャーター・コミュニケーションズ(CHTR)は最高財務責任者(CFO)が第4四半期のインターネット広告の伸びが低迷する可能性を警告し、下落。
議会上院銀行委員会が6日に開く公聴会に先駆け発表した証言内容が公表され、その中で、JPモルガン(JPM)のダイモンCEOは当局が提案している新たな資本増強策などの金融規制の新たな導入を巡り経済的な分析が欠如しており法案として成立した場合、国内経済を悪化させる可能性を警告した。参加の金融機関は無期限延期を求める見通し。
(Horiko Capital Management LLC)《ST》
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