いすゞ、普通免許で運転できる小型ディーゼル・トラックを発売へ

2023年9月30日 08:59

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記事提供元:スラド

いすゞ自動車は、2024年問題による物流の停滞に対応するため、普通免許で運転可能な総重量3.5トン未満のディーゼル車の小型トラックを来夏までに発売する計画だという。2017年の道路交通法改正により、普通免許では3.5トン以上の車両の運転が制限され、準中型免許が必要になった。このため、普通免許しか持っていない若手やパート従業員などが、宅配などの仕事で車を運転できる車種が必要とされている(読売新聞いすゞとUDトラックス、JAPAN MOBILITY SHOW 2023に出展~両ブランド初の共同出展)。

いすゞはこの車を「エルフ」シリーズとして販売する。現在、普通免許で運転可能なディーゼル車の小型トラックは国内に存在しないため、この新型車がその需要を満たすことになる。また、電気自動車(EV)のモデルも提供予定としている。EVの小型トラックは既に提供されているものの、航続距離や充電インフラの課題が残っている。いすゞはディーゼル車を開発することで電池の重さを軽減。最大1.5トンの荷物を積載できるように設計したとしている。 

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