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BRICsにアルゼンチン、エジプト、イランなど6カ国が参加
中国、ロシア、インドなどが形成するBRICS(ブリックス)首脳会議が24日、新たにイランやサウジアラビアなど6か国の加盟を承認、3日間の会期を終えた。南アフリカのヨハネスブルクで行われた会議の最終日、アルゼンチン、エジプト、エチオピア、イラン、サウジアラビア、UAE(アラブ首長国連邦)の6か国が新たな加盟国として認められた。2024年1月から正式メンバーとなる予定(日経新聞、NHK、ロイター)。
新興国や発展途上国の間で貿易、投資、開発の促進などの連携が確認され、新興国・途上国の声を代表するプラットフォームとしてのBRICSの存在感を高めていく方針。BRICSの拡大は、中国が主導しており、新興国・途上国の連帯を強化し、米国に対抗する狙いがある一方、インドやブラジルなどは反欧米の傾向が強まりすぎることを懸念しているとされる。新たな加盟国としてアメリカと対立するイランや中国と接近するサウジアラビアなどが参加したことで、BRICSの今後の方向性や国際的な影響力が注目されるとしている。
なお新たな加盟国が参加したことによる「BRICS」の名称変更は現時点では考慮されていないようだ。ブラジルのルラ大統領は「BRICSの名称は美しいままで変更すべきではない。その子(BRICS)はすでに成熟し、名前を変える必要はない」と述べている(Bloomberg)。
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