ユーロ円今週の予想(7月10日) サンワード貿易の陳氏(花田浩菜)

2023年7月12日 17:39

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記事提供元:フィスコ

*17:39JST ユーロ円今週の予想(7月10日) サンワード貿易の陳氏(花田浩菜)
  

皆さん、こんにちは。フィスコリサーチレポーター花田浩菜の気になるレポートです。今回は、ユーロ円についてのレポートを紹介します。

陳さんはまず、今週のユーロ円について、『ドル円では保ち合い、対円では軟調な展開になりそうだ』と述べています。

続けて、『欧州中央銀行(ECB)が6月の会合で、主要政策金利を4.00%に引き上げたが、根強いインフレを踏まえ、ECBは次回7月27日の会合でも利上げを継続するとしている。ECBのラガルとド総裁は先月27日、ポルトガルで開催中のECBフォーラムで講演し、「物価高に断固として対応する必要がある」と強調し、7月の次回定例理事会で利上げ継続を決める考えを示した』と伝えています。

一方で、『ECBの7月の利上げは既定路線のようだが、9月会合での利上げはまだ意見がまとまっていないようだ』とし、『ECB理事会メンバーのストゥルナラス・ギリシャ中銀総裁は7日、ECBが9月の理事会で追加利上げを決定する可能性を否定しなかったものの、それ以降の利上げは驚きに値すると述べた。また、ECBのデギンドス副総裁は7日、基調的なインフレ圧力がユーロ圏全体でようやく緩和しつつあり、過去の利上げの効果が経済に浸透し始めていると述べた』と言及しています。

また、『最近では、金利上昇に伴う副作用を懸念する声も出ている。S&Pグローバルがまとめた6月ユーロ圏のHCOB総合購買担当者景気指数(PMI)改定値は49.9と、好不況の分かれ目となる50を昨年12月以来初めて下回った。製造業が低迷する中でサービス業も広範囲にわたって減速した。事前予想(50.3)を下回り、域内の景気悪化への警戒感が高まった』と伝えています。

こうしたことから、陳さんは、ユーロ円について、『9月の利上げ見通しが後退すると、ユーロも売りが優勢になろう』と考察しています。今週のレンジについては、『ユーロ円=153.50円~157.50円、ユーロドル=1.0850~1.1050ドル』と予想しています。

参考にしてみてくださいね。
上記の詳細コメントは、ブログ「テクニカルマイスター」の7月11日付「ユーロ円今週の予想(7月10日)」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。

フィスコリサーチレポーター 花田浩菜《CS》

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