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食から始まる地方創生、島根で複合リゾート施設 崖の中のホテルや大型レストラン
島根県出雲市の西海岸で1日、崖の中のホテル、大型レストランなどリゾート施設を集めた複合施設「WINDY FARM ATMOSPHERE(ウィンディー・ファーム・アトモスフィア)」(出雲市多伎町、同市湖陵町)がオープンした。全国で飲食店を手がけるバルニバービが島根銀行、SBIホールディングスなどと連携して整備したもので、セールスポイントは地元食材を使った絶品グルメ。出雲市の新ランドマークとして期待されている。
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WINDY FARM ATMOSPHEREは、日本海を望む広さ約5ヘクタールの用地にホテルと大型レストラン、パーキングエリアを整備した。投資額は約10億円に上る。
ホテルは全8室で、延べ約550平方メートルの「IZUMO HOTEL THE CLI」。鉄筋コンクリートで崖をくりぬいた洞窟をイメージして建設された。全室がオーシャンビューを楽しめ、浴槽から気泡の入った水流を噴出するジェットバスに入って朝日や夕日を独り占めできる。客室の照明も洞窟内をイメージしている。
レストランは「GARB CLIF TERRACE IZUMO」で、全185席。「食から始める地方創生」を掲げ、しまね和牛やシジミ、仁多米など島根県の海と山の幸をふんだんに使ったグルメで勝負する。
パーキングエリアの名称は「出雲・湖陵パーキング」。約200台を収容できるほか、バーガーショップの「出雲・湖陵クリフバーガー」、アイスクリームショップの「クリフエンドアイスクリーム」、コーヒーショップの「グッドサンセットコーヒー」、キッチンカーラーメンの「中華そば出雲いのうえ」を併設している。
観光客を呼び寄せるだけでなく、都会との2拠点生活者、移住者を呼び込むきっかけとすることも想定しており、近隣では約30区画の宅地造成計画がある。(記事:高田泰・記事一覧を見る)
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