イオンが新オンラインマーケット「グリーンビーンズ」 最新のデジタル技術活用

2023年4月4日 16:12

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グリーンビーンズのサイトイメージ(イオン発表資料より)

グリーンビーンズのサイトイメージ(イオン発表資料より)[写真拡大]

 イオングループのイオンネクストは、オンラインマーケットの新ブランド「Green Beans(グリーンビーンズ)」のサービスを、2023年夏に開始する。最新デジタル技術と高い鮮度管理を活用し、快適な買い物環境や、生鮮食品の1週間鮮度保証といった、画期的なサービスを実現するとしている。

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 新サービスはイオンと提携している英国のテクノロジー企業・オカドグループの協力を得て進める。AI(人工知能)を活用したスマートフォンアプリから注文すれば、大型の自動物流倉庫から出荷され、指定された配達先へ届く仕組み。食品中心の品ぞろえでスタートするが、1年後をめどにイオングループが扱う約5万品目に販売商品を拡大する。

 購入する14日前から商品を選択でき、午前7時から午後11時まで1時間枠の配送時間を用意している。生鮮食品のうち「鮮度+」の表示がついた商品は、徹底した温度管理を進めて配達から1週間の鮮度を保証する他、まとめ買い向けの大容量商品やオーガニック商品も充実させる。配送には接客と品質管理の教育を受けた専任スタッフが当たる。

 サービス対象区域は、東京都23区のうち新宿区、渋谷区、世田谷区、目黒区など12区の他、千葉県の千葉市、習志野市、船橋市、市川市、浦安市、八千代市、四街道市と神奈川県の川崎市。1年後を目標に東京23区全域に対象区域を広げる計画だ。その後は、関西や東海地方への展開も視野に入れている。

 イオンネクストは既存店舗を拠点にする従来のネットスーパーに比べ、生産性が大幅に上がると同時に、イオンの店舗網が弱い地域を新サービスでカバーできるとみている。(記事:高田泰・記事一覧を見る

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