楽天証券、クレジット決済での積立が200万人突破

2022年6月5日 07:21

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「楽天カード」によるクレジット決済での投信積立設定者数推移(画像: 楽天証券の発表資料より)

「楽天カード」によるクレジット決済での投信積立設定者数推移(画像: 楽天証券の発表資料より)[写真拡大]

 楽天証券は2日、楽天カードを利用したクレジット決済投信積立設定者数が、2022年5月に200万人を突破したと発表した。2021年4月に100万人に到達後、13カ月あまりで100万人増となる。

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 楽天証券では、2018年10月末より楽天カードによる投信積立の設定サービスを開始した。サービス開始当時は業界内の先駆けであり、クレジットカードのショッピング枠を利用して気軽に積立投資信託がはじめられることから、人気を博した。積立利用額に応じて楽天ポイントも付与され、貯まったポイントは楽天経済圏での利用できる。楽天証券では、投資信託や国内株式の購入にも利用可能だ。

 楽天経済圏普及の影響もあり、楽天証券の口座数は、2022年3月には前年同期から3割以上増えて768万口座を突破。楽天カードの発行枚数も、2022年4月に2,600万枚を突破するなど、楽天全体として順調に顧客の拡大をはかっている。

 楽天証券では、6月下旬に楽天キャッシュを利用した投信積立サービスの提供を予定しており、楽天カードからのチャージなど相互利用でポイント還元を行なう。

 楽天証券は、投資初心者にとっても使いやすい点が特徴だ。前述の通りポイント投資が可能で、楽天ポイントを投資信託や国内株式購入に充てることで、実際の自己資金は捻出せずに投資が経験できる。スポット投資だけでなく、毎月一定額の積立投資であれば、保有している楽天ポイントを自動的に積立額に充てる設定も可能だ。

 楽天ポイントで購入できる商品は、他にも米国株式(円貨決済)や、バイナリーオプションがある。国内株式(現物)であれば、購入する際に購入代金と手数料のいずれにも利用できることから、有効性が高いとしている。楽天証券を利用し、楽天カードでの投信積立設定と楽天ポイントも有効活用することで、特に長期投資の視点で考えると効果が期待できる。

 楽天証券の他、クレジットカードでの積立投資が可能な証券会社は、SBI証券(三井住友カード)、マネックス証券(マネックスカード)などがある。(記事:大野 翠・記事一覧を見る

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