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電子署名入りPDF請求書を効率的に作成 GMO グローバルサインとスカイコムが連携
GMOグローバルサイン(東京都渋谷区)は2日、同社が提供する「電子印鑑ソリューションDSS byGMO」と、スカイコム(東京都千代田区)が提供する「SkyPDF」との連携を開始したことを発表した。電子署名により、信頼性の高い電子請求書(電子インボイス)をPDFで作成可能とする。
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請求書をPDFに変換しても、編集が行えるため改ざんされるリスクがある。そこでPDFの電子文書に、電子証明書を活用した電子署名を付与。改ざんを検知し、文書の作成者が誰か分かるようにした。
電子署名を付与したPDFをスカイコムの運営するPDF生成ソリューション「SkyPDF」で開くと、電子署名が有効か、改ざんは行われていないか検証結果を表示して知らせる。GMOグローバルサインは電子認証サービスを展開しており、両社のサービス連携で、請求書をPDF化すると同時に、効率的に電子署名を付与できるようになった。
一般的に紙の請求書の場合も、請求書を作成した相手が間違いない取引企業であるか確認する方法が無く、信頼性の担保は難しかった。だが両社の連携サービスを利用すれば、信頼性の高い電子請求書をスピーディーに作成することができる。また昨年10月に開始された適格請求書発行事業者登録番号の表示も行う。
新型コロナウイルス感染拡大の影響でテレワークの普及が急速に進んだ。ペーパレス化への対応が企業の喫緊の課題として持ち上がり、中でも請求書は紙での発行がスタンダードだったためDX化の中で取り扱いが注目されていた。
2023年10月から電子インボイスが企業間取引において税額控除に利用できるようになることを受けて、電子化への動きが一段と進んでいる。請求書の電子化は、グローバル規格の日本版Peppolの利用も検討されているものの、PDF化した請求書を送付するという方法を選択する企業が多くなると両社は推測する。
こうした動きを見据え、両社は2022年2月3日に電子請求書とeシールのドメインで協業を開始していた。その第1弾が今回のサービス連携となる。(記事:土佐洋甘・記事一覧を見る)
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