神戸の旧「そごう西神店」ビル、「エキソアレ西神中央」として4月1日全館開業へ

2022年3月25日 17:04

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4月1日に全館開業するエキソアレ西神中央(双日発表資料より)

4月1日に全館開業するエキソアレ西神中央(双日発表資料より)[写真拡大]

 神戸市の旧「そごう西神店」ビル(西区糀台)は、4月1日にショッピングセンターの「エキソアレ西神中央」として、全館開業することになった。神戸市から施設運営の委託を受けている双日が25日、明らかにしたもので、生活雑貨・食品の「無印良品」や家具・インテリアの「ニトリ」を核店舗に65店が出店する予定。

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 旧そごう西神店ビルは鉄骨鉄筋コンクリート一部鉄骨地下2階、地上6階建て延べ約3万300平方メートル。西神ニュータウンのほぼ中央部にある神戸市営地下鉄西神・山手線の西神中央駅に併設されている。これまで飲食と食品フロアだけが先行開業していた。

 主な出店テナントは、2階に無印良品と化粧品の「アインズ&トルペ」、3階にニトリ、4階に100円ショップの「ダイソー」、カフェを併設した生活スタイル提案型書店など。2020年12月から「西神中央駅ショッピングセンター」として先行開業してきた1階の食品売場、5階の飲食フロアは営業を継続する。

 旧そごう西神店ビルは、神戸市交通局の所有で、1989年にそごう西神店としてオープン。長く地域住民の暮らしを支える百貨店となってきた。だが経営環境の悪化などから、そごう西神店は2020年8月に閉店。神戸市から施設運営の委託を受けた双日は、食品売場と飲食売場だけを先行開業しながら、テナントを誘致してショッピングセンターとしてビルの再生を目指してきた。

 西区の西神地区は、神戸市が住環境の改善に最も力を入れている地域の1つ。老朽化した区役所を建て替えたほか、ホールと図書館の複合施設を整備しているが、住民の暮らしに不可欠な商業拠点としてエキソアレ西神中央に大きな期待をかけている。(記事:高田泰・記事一覧を見る

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