原油相場はレンジ相場へ サンワード貿易の陳氏(花田浩菜)

2022年3月22日 09:51

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記事提供元:フィスコ


*09:51JST 原油相場はレンジ相場へ サンワード貿易の陳氏(花田浩菜)
皆さん、こんにちは。フィスコリサーチレポーター花田浩菜の気になるレポートです。今回は、原油についてのレポートを紹介します。

陳さんはまず、『原油相場はレンジ相場へ』と述べています。

続けて、『先週はロシア産の供給途絶が拡大するとの懸念から原油相場が急騰し、NY原油は7日に一時130ドルを超えた』と伝え、『足元では100ドルを下回っているが、戦争が早期に終わるとの期待が行き過ぎている感もあり、リスクプレミアムが剥落してさらに下落すると予想するのは早すぎるだろう。日米欧はロシアがウクライナに侵攻した2週間以上前からロシアに対し厳しい経済制裁を打ち出した。そのため、日量400万~500万超のロシア産石油の供給が停滞している』と述べています。

また、『世界国際エネルギー機関(IEA)は16日、今年の世界の石油需要の見通しを日量9970万バレル(2月時点では1億0060万バレル)に下方修正した。一方で、欧米の対ロシア制裁の影響で、「世界的な石油供給ショックが発生する可能性がある」と警告し、ロシアの産油量は4月以降、300万バレル減少すると予想した』と解説しています。

一方で、『このような状況下、米国ではシェールオイルの増産が加速している。今年12月の米原油生産は2月に比べて日量100万バレル以上増える見通しという。これはロシア産原油輸出量の約2割に当たる。ロシア産の取引自粛で原油需給が逼迫するなか、米政府が石油会社に増産を要請した。シェールオイルへの投資も増えており、今年後半には需給状況が変わる可能性がある』と言及しています。

こうしたことから、陳さんは、NY原油について『足元の地政学リスクと供給逼迫懸念が下値を支えるものの、将来の供給増加が上値を抑えるため、原油相場は当面、90~110ドルのレンジで推移しそうだ』と述べています。また、東京ドバイ原油については、『為替が円安に推移していることもあり、6万円台に上昇する可能性もあり、堅調に推移しそうだ。予想レンジは、5万5000円~6万5000円』と予想しています。

参考にしてみてくださいね。

上記の詳細コメントは、ブログ「テクニカルマイスター」の3月17日付「原油相場はレンジ相場へ」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。

フィスコリサーチレポーター 花田浩菜《FA》

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