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ムサシ、モビリティ事業に参入 第1弾はe-Bike「Musashi Velo CS01」
センサーライトで国内トップシェアを持つメーカーの1つムサシが、これからの時代に求められるSDGsの一環として、モビリティ事業に参入する。その第1弾として20日、日常生活や通勤通学の足となる電動バイク(e-BIKE)の「Muashi Velo CS 01」を発売した。
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■「モノギア」を採用
Muashi Velo CS 01は、見た目は通常の自転車と変わりないが、変速ギアをなくした「モノギア(シングルスピード)」と呼ばれるシステムを採用している。
街乗りのe-BIKEでは、変速ギアが不要であるとの方針だ。実際市場の声からも、電動アシスト自転車の変速ギアは需要があまり高くなく、使用しているユーザーも少ないという。電動アシストを行えば、変速がなくとも坂道なども快適に走行できることから、「モノギア」の採用に至った。
Muashi Velo CS 01はペダルを踏みこんだ力を「1」とするならば、内蔵のトルクセンサーが「2」の力でサポートする。これは時速10kmまで作動し、速度が上がるにつれサポート力は減っていき、時速24kmになるとサポートが切れる仕組みになっている。
■構造はシンプル
Muashi Velo CS 01は、「自転車の乗る楽しみ」を根幹に置く。身近かつ自由に乗れる、運転を楽しむなど、非常にシンプルな考えを実現するため、余計な思想は捨てたミニマルデザイン・コンセプトを採用。このコンセプトを設定したことにより、非常にシンプルなシルエットになった。
ハンドルは、フラットハンドルにエルゴグリップを合わせた。フレーム形状は乗り降りやしやすく軽量化に貢献する、アルミ合金を用いたスローピングフレームを採用。
ロゴがあるダウンチューブと呼ばれる部分にバッテリーが搭載されており、重量は約17kgと階段などでも持ち上げられる。e-BIKEの心臓部となるギア周辺は、先にも述べた「モノギア」に、ムサシ独自の「5段階電動アシストプログラム」を搭載したユニットと、後輪モーターが備わっている。後輪モーターは台湾の自転車メーカーとの協業で提供する。
前後ブレーキはリムではなく、ブレーキをかけるとしっかり止まることができるメカニカルディスクブレーキを採用。油圧式に比べても低コストで、街乗りに合った制動力は、メカニカルディスクブレーキのほうが適しているという。
ハンドルに装着されているディスプレイもシンプルを目指した結果、 on/off、5段階モード切替、電池残量表示といった機能に絞られ、サイズに関しても運転を邪魔しない大きさに抑えられている。
■e-BIKEとしての性能
Muashi Velo CS 01は、1回の満充電での航続距離が約60kmと、通勤通学に使うにも適した距離だ。満充電にかかる時間は約6時間、バッテリー容量は11.2Ah。充電する際はダウンチューブに設置されているACアダプターから行う。充電がなくなった場合は、アシストなしの状態で走行可能。
価格は、24万2,000円(税込)。自転車総合通販サイト「Cyma」などからも購入可能となっている。(記事:キーパー・記事一覧を見る)
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