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スタッドレスタイヤの選び方、降雪地域と都市部では異なる
これから寒くなる季節では、住んでいる地域に合わせたスタッドレスタイヤの選び方が大切だ(画像: GOODYEAR発表資料より)[写真拡大]
これから寒くなる季節に備えて、スタッドレスタイヤの正しい選び方を知るのは重要だ。しかしその方法は、住んでいる地域によって違う。降雪地域とそうでない地域では、重視すべきポイントが変わるからだ。
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降雪地域では氷上・雪上性能が重要になる。雪が降っているときだけでなく、止んでいる間も路面凍結で車がすべりやすくなるからだ。路面が凍った状態をいう「アイスバーン」に対応するのは、氷上性能である。ゴムの柔らかさを見極めたいところだが、柔らかすぎると寿命が短くなるのがデメリット。ゴムの性質と氷上性能のバランスを考え、ちょうど良い状態のタイヤを見つけたい。
雪上性能は雪の積もった道を走りぬくためのクオリティだ。シャーベット状だったりふかふかだったり、雪も場所によっては性質が違う。あらゆる降雪・積雪状況に対応できるタイヤを見つけたいところだ。厳しい環
境に負けず車をコントロールするには、雪上性能の高さが重要になる。商品情報に性能を補足する説明がる商品であれば、なお良いだろう。
一方で雪があまり降らない都市部では、氷上・雪上性能だけが重要ではない。ドライ・ウェット性能にも注目しよう。スタッドレスタイヤは一般よりもこれらのグリップが落ちやすい。タイヤ同士を比べて、相対的にドライ・ウェット性能に優れた一品を決めたいところだ。つまるところ凍結路と乾燥路どちらにも難なく対応できそうな種類が選択肢になる。
都市部に住んでいる人でも、スタッドレスタイヤの氷上性能は無視すべきではない。東京23区や大阪市のような都市部でも、気温の低くなる冬は朝晩を中心に路面凍結のケースが多いからだ。通勤に車を利用している人は、午前中に勤務先まで走らせることが多い。そのような生活環境では、ドライ・ウェット性能だけでなく凍結性能も重要になる。
冬季のスリップ事故や立ち往生などから身を守るうえで、これからはスタッドレスタイヤが重要になる。今のうちに優良な一品をネットや店舗から探すのも選択肢だ。
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