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10日の米国市場ダイジェスト:米国株式市場は続落、高インフレを警戒
*07:44JST 10日の米国市場ダイジェスト:米国株式市場は続落、高インフレを警戒
■NY株式:米国株式市場は続落、高インフレを警戒
10日のNY市場は続落。ダウ平均は271.66ドル安の34,607.72ドル、ナスダックは132.75ポイント安の15,115.50で取引を終了した。押し目買いが強まり、上昇して寄り付いた。しかし、8月生産者物価指数(PPI)の引き続き大幅な伸びで、高インフレへの警戒感に売りに拍車がかかり下落に転じた。民主党が企業の自社株買いに対する課税案を検討しているなどの報道や2001年9月11日の同時多発テロから20周年を迎え地政学的リスクなどを懸念し、引けにかけて下げ幅を拡大。
(Horiko Capital Management LLC)
■NY為替:インフレ高止まりを警戒してドル買い強まる
10日のニューヨーク外為市場でドル・円は、109円80銭から109円95銭まで上昇して、109円90銭で引けた。8月米生産者物価指数(PPI)は前月比で伸び率は鈍化したが、前年比では一段と上昇し、インフレが高止まりしていることが示されたほか、メスター・クリーブランド連銀総裁が「デルタ株リスクが存在するものの、経済への影響は限定的」との見方で、年内の緩和縮小開始を支持する発言を受けて長期金利が上昇。
ドル買いが優勢となった。ユーロ・ドルは1.1841ドルまで上昇後、1.1810ドルまで下落し、1.1812ドルで引けた。
■NY原油:反発、供給不安を意識した買いが入る
10日のNY原油先物10月限は反発。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物10月限は、前営業日比+1.58ドルの69.72ドルで通常取引終了。時間外取引を含めた取引レンジは67.68ドル-69.96ドル。アジア市場で67.68ドルまで売られたが、供給不安などで反転し、ニューヨーク市場の序盤にかけて69.96ドルまで上昇した。米国株安を意識してやや上げ渋ったが、通常取引終了後の時間外取引では主に69ドル台後半で推移した。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 40.27ドル -0.66ドル(-1.61%)
モルガン・スタンレー(MS) 103.62ドル -0.22ドル(-0.21%)
ゴールドマン・サックス(GS)403.48ドル -1.10ドル(-0.27%)
インテル(INTC) 53.84ドル +0.44ドル(+0.82%)
アップル(AAPL) 148.97ドル -5.10ドル(-3.31%)
アルファベット(GOOG) 2838.42ドル -59.85ドル(-2.07%)
フェイスブック(FB) 378.69ドル +0.69ドル(+0.18%)
キャタピラー(CAT) 205.01ドル -0.41ドル(-0.20%)
アルコア(AA) 49.50ドル +1.99ドル(+4.19%)
ウォルマート(WMT) 145.89ドル -0.53ドル(-0.36%)《FA》
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