27日の中国本土市場概況:上海総合2.5%安で3日続落、不動産と金融に売り

2021年7月27日 17:21

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記事提供元:フィスコ


*17:21JST 27日の中国本土市場概況:上海総合2.5%安で3日続落、不動産と金融に売り
27日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比86.26ポイント(2.49%)安の3381.18ポイントと3日続落した(上海A株指数は2.49%安の3543.69ポイント)。今年3月以来の安値水準に落ち込んでいる。


規制強化の警戒感が一段と強まる流れ。中国ではこのところ、プラットフォーム企業や不動産業者、教育産業など各分野にわたり引き締めを厳格化している。新型コロナウイルス変異種(デルタ株)感染拡大も不安材料。欧米やアジアの一部でデルタ株感染がみられるなか、中国各地でも感染例が広がっている。(亜州リサーチ編集部)


業種別では、不動産の下げが目立つ。格力地産(600185/SH)が8.5%安、保利地産(600048/SH)が3.9%安、金地集団(600383/SH)が3.5%安で引けた。


金融株も安い。興業銀行(601166/SH)が3.9%、招商銀行(600036/SH)が3.2%、中国平安保険(601318/SH)が3.4%、中信建投証券 (601066/SH)が3.9%ずつ下落した。医薬品株、消費関連株、資源・素材株、インフラ関連株なども売られている。


半面、ハイテク株の一角はしっかり。携帯端末ODM(開発・製造受託サービス)の聞泰科技(ウイングテック・テクノロジー:600745/SH)が8.1%高、業務ソフト開発大手の用友網絡科技(600588/SH)が2.9%高、スーパーコンピュータ世界大手の曙光信息産業(中科曙光:603019/SH)が2.1%高、集積回路(IC)設計の上海貝嶺(Shanghai Belling:600171/SH)が0.6%高で取引を終えた。上海市場のハイテク企業向け市場「科創板」では、ICファウンドリ中国最大手の中芯国際集成電路製造(SMIC:688981/SH)が12.6%高と大幅続伸している(前日は10.3%高)。市場関係者の一部は、ハイテク関連は政府が成長産業と位置づけていることもあり、「政策リスクが薄く、買い安心感がある」と指摘した。


一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が3.54ポイント(1.36%)安の256.90ポイント、深センB株指数が22.57ポイント(1.87%)安の1186.97ポイントで終了した。

亜州リサーチ(株)《FA》

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