13日の香港市場概況:ハンセン1.6%高で3日続伸、テンセント3.9%上昇

2021年7月13日 18:00

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記事提供元:フィスコ


*18:00JST 13日の香港市場概況:ハンセン1.6%高で3日続伸、テンセント3.9%上昇
13日の香港市場は、主要58銘柄で構成されるハンセン指数が前日比448.17ポイント(1.63%)高の27963.41ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が167.59ポイント(1.69%)高の10113.32ポイントとそろって3日続伸した。売買代金は1557億香港ドルとなっている(12日は1546億1600万香港ドル)。


投資家心理が上向く流れ。中国の金融緩和スタンスが引き続き材料視されたほか、昨夜の米市場で主要株価指数が史上最高値をそろって連日更新したことを好感した。中国指標の改善も追い風。取引時間中に公表された今年6月の貿易統計は、輸出と輸入の伸びがそろって上振れた。なかでも人民元建て輸出は20.2%拡大し、前月実績(18.1%増)などを上回っている。香港の各指数は中盤から上げ幅を広げた。(亜州リサーチ編集部)


「ニューエコノミー」関連銘柄が相場をけん引。ITやハイテクなどで構成されるハンセン科技指数は1.9%高と3日続伸した。主要な構成銘柄では、快手科技(クアイショウ・テクノロジー:1024/HK)が5.7%高、阿里巴巴集団HD(アリババ・グループ・ホールディング:9988/HK)が4.0%高、騰訊HD(テンセント・ホールディングス:700/HK)が3.9%高、美団(メイトゥアン:3690/HK)が3.4%高、百度集団(バイドゥ:9888/HK)が3.3%高と値を上げている。テンセントに関しては、中国検索エンジン大手の捜狗(SOGO/NYSE)買収計画について、当局が無条件で承認したことが支援材料。このところ中国当局はネット企業に対する締め付けを強めていただけに、今回の動きが投資家の買い安心感を誘っている。テンセントは捜狗を全額出資子会社とし、非公開化する予定だ。


太陽光や風力など再生可能エネルギー発電の関連銘柄群も高い。新特能源(シンター・エナジー:1799/HK)が21.4%、陽光能源HD(757/HK)が14.0%、信義儲電(8328/HK)が3.8%、信義能源HD(3868/HK)が3.1%、中国高速伝動設備集団(658/HK)が4.2%、新疆金風科技(2208/HK)が3.6%ずつ上昇した。


酒造や飲料、家電など消費セクターもしっかり。青島ビール(168/HK)が3.4%高、華潤ビールHD(291/HK)が2.5%高、農夫山泉(ノンフー・スプリング:9633/HK)が2.6%高、海爾智家(ハイアール・スマート・ホーム:6690/HK)が5.2%高、創維集団(スカイワース・グループ:751/HK)が5.0%高で引けた。


農業関連セクターも物色される。窒素系肥料メーカーの中海石油化学(チャイナ・ブルーケミカル:3983/HK)が7.6%高、肥料販売中国最大手の中化化肥HD(サイノフェルト:297/HK)が5.6%高、野菜・果樹栽培業者の中国緑色食品HD(904/HK)が5.0%高、農機メーカー中国大手の第一トラクター(ファースト・トラクター:38/HK)が4.1%高で取引を終えた。


一方、本土市場は続伸。主要指標の上海総合指数は、前日比0.53%高の3566.52ポイントで取引を終了した。消費関連株が高い。素材株、公益株、不動産株、インフラ関連株、運輸株、エネルギー株、保険株なども買われた。半面、半導体株は安い。自動車株、医薬品株、銀行・証券株の一角も売られた。

亜州リサーチ(株)《FA》

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