千葉のイオンタウン旭が建設工事に着手、2022年春にオープンへ

2021年7月12日 17:00

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イオンタウン旭の完成イメージ(イオンタウン発表資料より)

イオンタウン旭の完成イメージ(イオンタウン発表資料より)[写真拡大]

 イオンタウンは12日、千葉県旭市イでショッピングセンター・イオンタウン旭の建設工事に着手した。イオンタウン、大和ハウス工業などが官民一体で進める構想の「生涯活躍のまち・みらいあさひ」の商業機能で、2022年春のオープンを目指す。

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 イオンタウン旭は鉄骨2階建て延べ約1万2,000平方メートル。スーパーマーケットを核店舗にし、暮らしの利便性を高める物販店や飲食店、健康的な生活をサポートするドラッグストア、クリニック、フィットネスクラブなど約20の専門店を集める。総賃貸面積は約1万1,600平方メートル。駐車場は約470台分を確保する。

 施設のコンセプトは「地域とともに『楽しく健康になる』ための持続可能な多世代交流拠点づくりウエルネスタウンASAHI」。施設内には、旭市が子育てをテーマにした多世代交流施設の「おひさまテラス」を設置し、地域住民が集うコミュニティ拠点として活用される。工作室やキッチンスタジオ、音楽スタジオなどが併設される予定。

 生涯活躍のまち・みらいあさひは、旭市とイオンタウン、大和ハウス工業、阿部建設、楽天堂が官民連携で推進している。イオンタウン旭が商業拠点、近くにある国保旭中央病院が医療連携拠点、道の駅「季楽里あさひ」が農業・交流拠点の役割を果たし、多世代が活躍できるまちづくりを目指す。

 旭市は千葉県北東部、九十九里浜の北端に位置する。人口約6万3,000人で、基幹産業は首都圏向けの近郊農業と水産業。市の中央部を東西にJR総武本線と国道126号が走り、周辺が市街地として発展している。しかし、徐々に人口減少が進みつつもあり、生涯活躍のまち・みらいあさひの構想には、地域に活力をもたらす狙いも込められている。(記事:高田泰・記事一覧を見る

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