LRT開業に伴う宇都宮駅前開発、住友商事が複合商業施設テナントと街づくり協定

2021年6月22日 17:06

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複合商業施設の開業イメージ(住友商事発表資料より)

複合商業施設の開業イメージ(住友商事発表資料より)[写真拡大]

 栃木県宇都宮市と芳賀町のLRT(次世代型路面電車)開業に伴うJR宇都宮駅東口再開発で、複合商業施設を建設している住友商事は、入居予定のテナントと街づくり協定を結んだ。官民一体となって魅力ある街づくりを推進するためで、複合商業施設は2023年春のLRT開業に先駆けて2022年8月にオープンする予定だ。

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 LRTは従来の路面電車と比べ、速度が速く、振動や騒音が少ないことが特徴で、地下鉄と同じ程度の輸送力を持つ。宇都宮市などは、宇都宮市のJR宇都宮駅東口と芳賀町の芳賀・高根沢工業団地間14.6キロの整備を急いでいる。

 LRT開業に伴い宇都宮市は市の玄関口に当たるJR宇都宮駅東口で再開発事業を進め、開業前に複合商業施設とコンベンション施設をオープンさせる計画。住友商事は、野村不動産を代表とする企業グループで事業の優先交渉権者に選ばれ、複合商業施設の開発を受け持っている。

 複合商業施設は鉄骨14階建てで、別棟の駐車場を含めて延べ約3万7,000平方メートル。1~5階が商業施設で、スーパーの「ヨークベニマル」、レストラン&ウエディングの「プリオホールディングス」、宇都宮餃子の老舗「みんみん」、老舗和菓子の「日昇堂」などが入居する。

 5~14階には客室数288のカンデオホテルズ宇都宮(仮称)が露天ぶろや展望レストランを備えて入る。5~6階にはオフィスの入居が予定されている。駐車場は5階建ての別棟で、480台を収容する。

 宇都宮市は人口50万人を超す北関東最大の都市で、市内と芳賀町の工業団地にキヤノン、本田技研工業など大手が多数進出し、50万人近い従業員が働いている。しかし、宇都宮市中心部と工業団地を結ぶ道路の渋滞が慢性化するなど弊害も表れている。(記事:高田泰・記事一覧を見る

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