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コロナ禍で相次ぐ大型商業施設の開業延期、イオンモール川口など
グランドオープン延期が決まったイオンモール川口(イオンモール発表資料より)[写真拡大]
新型コロナウイルスの感染拡大で大型商業施設の開業延期が全国で相次いでいる。イオンモールは13日、埼玉県川口市安行領根岸で28日に予定していたイオンモール川口のグランドオープンを延期することを明らかにした。住友不動産が開業を延期していた京都市下京区四条河原町の京都河原町ガーデンは12日、予定から約2週間遅れて営業を始めた。
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イオンモール川口は鉄骨4階建て延べ約12万6,000平方メートル。このうち、賃貸面積が約5万9,000平方メートルを占める。イオンスタイル川口が核店舗、ユニクロ、無印良品などがサブ核店舗となり、約150の専門店を集めてイオンモール初のスマートストアとして28日に開業する予定だった。
しかし、埼玉県に発令されていたまん延防止等重点措置が延長され、隣接する東京都の緊急事態宣言も解除されなかったことなどから、28日のグランドオープンを見合わせることになった。グランドオープン日は新型コロナの感染状況などを見ながら、あらためて決定する。
2020年5月に閉店した京都マルイ跡を改修した京都河原町ガーデンは、4月29日の開業を延期していたが、12日に営業時間を短縮して開業した。当分の間、土曜日と日曜日は休業、平日はショップが午後7時まで、レストランが午後8時までの時短営業になる。
京都河原町ガーデンがあるのは、阪急電鉄京都河原町駅前の京都住友ビル。これまで四条河原町阪急や京都マルイが入居してきたが、京都市内屈指の商業激戦地とあって苦戦を続けてきた。
ビルを管理する住友不動産は核店舗に家電量販店大手のエディオンを誘致、8階建てビルの6階までエディオンが出店、ゴールデンウイークから攻勢をかける腹積もりだった。しかし、京都府に緊急事態宣言が発令されることが決まったことを受け、開業を先送りしていた。(記事:高田泰・記事一覧を見る)
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