21日の香港市場概況:ハンセン0.1%安で6日ぶり反落、不動産と自動車に売り

2021年1月21日 18:00

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記事提供元:フィスコ


*18:00JST 21日の香港市場概況:ハンセン0.1%安で6日ぶり反落、不動産と自動車に売り
21日の香港市場は値下がり。主要52銘柄で構成されるハンセン指数が前日比34.71ポイント(0.12%)安の29927.76ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が59.90ポイント(0.50%)安の11889.45ポイントとそろって6日ぶりに反落した。売買代金は2649億500万香港ドルと高水準が続いている(20日は3002億7600万香港ドル)。


売り圧力が意識される流れ。ハンセン指数は今年に入ってからの上げ足が速く、本日は一時、2019年5月以来、約1年8カ月ぶりに心理的節目の30000ポイント(ザラバ高値は30135.50ポイント)を突破している。もっとも、大きく売り込む動きはみられない。内外株高が相場を支えている。昨夜の米株市場では、バイデン新政権が大型経済対策を速やかに打ち出すとの見方が強まり、主要3指数がそろって史上最高値を更新した。中国でも経済政策に対する期待感が続き、主要指標の上海総合指数は1.3%高と続伸した(約5年1カ月ぶりの高値水準)。(亜州リサーチ編集部)


ハンセン指数の構成銘柄では、スマートフォン中国大手の小米集団(シャオミ・コーポレーション:1810/HK)が3.1%安、全国展開型デベロッパーの中国海外発展(688/HK)が2.9%安、ビールメーカー大手の百威亜太HD(バドワイザーPAC:1876/HK)が2.6%安、小型電子部品メーカー大手の瑞声科技HD(AACテクノロジーズ・ホールディングス:2018/HK)が2.6%安と下げが目立った、


セクター別では、中国の不動産が安い。上記した中国海外発展のほか、中国金茂HD(817/HK)が6.1%、合景泰富地産HD(KWGプロパティーホールディング:1813/HK)が2.6%、万科企業(2202/HK)と華潤置地(1109/HK)がそろって1.9%ずつ下落した。


自動車セクターもさえない。長城汽車(2333/HK)が5.3%安、広州汽車集団(2238/HK)が2.8%安、吉利汽車HD(175/HK)が1.5%安と値を下げた。足もとの自動車販売低迷を嫌気。全国乗用車市場信息聯席会(乗聯会)が20日に発表した週間データによると、1月第2週(11〜17日)の1日当たり乗用車小売台数は前年同期比で25%減小した。減少率は第1週(1〜10日)の7%から拡大している。


半面、医薬品セクターは高い。四環医薬HD集団(460/HK)が63.6%、中国生物製薬(1177/HK)が4.0%、康希諾生物(カンシノ・バイオロジクス:6185/HK)が3.6%、百済神州(ベイジーン:6160/HK)が1.3%ずつ上昇した(百済神州は上場来高値を更新)。


レアアース・非鉄セクターも物色される。中国稀土HD(チャイナ・レア・アース:769/HK)が68.0%高、五鉱資源(ミンメタルズ・リソーシズ:1208/HK)が13.1%高、新疆新キン鉱業(3833/HK)が7.4%高、中国アルミ(チャルコ:2600/HK)が5.7%高、江西銅業(358/HK)が3.7%高で引けた。需給の引き締まりを背景に、中国では戦略物資であるレアアースの相場が再び動意付いている。


一方、本土市場は続伸。主要指標の上海総合指数は、前日比1.07%高の3621.26ポイントで取引を終了した。消費とハイテクが高い。素材株、医薬品株、自動車株、海運株、インフラ関連株、防衛関連株、不動産株、銀行・証券株、公益株なども買われた。

亜州リサーチ(株)《FA》

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