アルパイン、新型の大画面ディスプレイオーディオ「フローティングビッグDA」発売

2020年12月18日 09:14

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 カーナビやカーオーディオを販売するアルプスアルパインとアルパインマーケティングは15日、多くの車種に取り付け可能なフローティングシリーズの大画面ディスプレイオーディオの新型「フローティングビッグ DA」を発表した。Apple CarPlayとAndroid Autoにも対応。2021年1月上旬に発売予定となり、公式通販サイトなどで予約を受け付けている。

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■11インチDAF11V、9インチDAF9V、7インチDA7と3つをラインアップ

 今回発表されたフローティングビッグDAには、3サイズがラインアップされている。1番大きいものは11インチとなるDAF11Vで、9インチのDAF9Vは昨年10月に発表されたDAF9の後継モデルにもあたる。DA7は、他モデルが1DINサイズであることとは違い、2DINサイズとなっている。

 共通部分である画面は、11、9、7とサイズは違うもののすべてWVGA 液晶ディスプレイを搭載。全モデルApple CarPlay、Android Auto、Bluetooth オーディオ/ハンズフリー通話、USB 接続(音楽/動画)/ flac、AUX IN、プリアウトに対応しており、ディスプレイオーディオとはいいながらもナビのような使い勝手が期待できる。

 違う点だが、先にも述べたが11、9インチは1DINサイズだが、7インチのみ2DINサイズのビルトインタイプとなる。さらに11、9インチは静電タッチキー、HDMIに対応をしているが、7インチは対応していない。

■そもそもフローティングとは?

 車のナビ、オーディオ分野においてフローティングとは何かと思うかもしれないが、これまでの主流は、車両のインストルメントパネルにきっちり制御ユニットと一体になった画面をはめ込むものだった。そこで多くの車種に対応するためには、画面をはめ込まないということから、フローティング構造が生まれた。

 実際にアルパインのフローティング構造は画面をインストルメントパネルに埋め込まず、制御を担当するユニットだけをインストルメントパネルに入れ、画面は制御ユニットから分離し、配線とブラケットでつながった状態になっている。これにより、多車種に取り付け可能となった。

 取り付ける際は、車種によってアタッチメントやハザードボタンが若干隠れるなどのデメリットは生じる。だが画面角度は前45度、後ろ20度の計65度まで調整ができ、上下の高さもデフォルトポジションから最大60mm下まで移動できる。さらに前後位置も調整できるため、これらである程度デメリットをカバーしている。(DA7を除く)

■機能紹介

 DAはスマホと接続することでナビにも早変わりし、各種アプリにも対応、もちろん画面も反映される。DAF11V、DAF9V、DA7に対応している地図アプリは、Apple Map・Google Map・Yahoo!カーナビ・カーナビタイム・Wazeの5種類。

 スマホの動画をDAに映したい時は、KCU-G611やKCU-610HDといったHDMIケーブルが必要となる。もちろんApple CarPlay、Android Autoにも対応しているが、こちらは有線のみの接続となるので注意したい。USB接続はUSBメモリーに入っている音楽、ビデオ、画像の再生が可能となっている。

 アルパインといえば、起動時の車種固有のオープニングイメージが有名だが、残念ながらオープニングイメージはアルパインロゴが映し出されるだけである。そこでDAF11V、DAF9V、DA7は、ディスプレイオーディオを再生している時の背景として、車種イメージをダウンロードし表示可能となっている。240車種に対応し、VOXY、オデッセイといった国産車からラングラー、ルーテシアなどの外車までラインアップされているので、大抵の車種はあると考えてもいいだろう。

■オプションで機能を拡張

 アルパインが映像、音響などをマルチで手掛けていることも忘れてはいけない。拡張オプションも多数用意されている。

 まずテレビだ。こちらは別売りの地デジチューナー(4万1,580円・税込)を接続することで地デジ放送も楽しめる。バックカメラも対応しているため、駐車時にも安心だ。大人数で乗る場合や家族での利用を考える場合にはヘッドレストリアビジョンを接続すると、後席でも映像を楽しめる。

 画面をその都度タッチして操作することが面倒な場合は、ステアリングリモコンキットを接続すれば純正ステアリングボタンで操作が可能となる。音質にもこだわりたい場合は、デジタルパワーアンプを接続すると高音質な音楽を楽しめる。

 これらは現在オンラインストアではセット売りされているのものあり、特別価格にもなっているのでそちらを見てみるのも良いだろう。

 これらを触ってみたい場合は、直営店舗であるアルパインスタイル横浜246、大阪171、福岡R3の3店舗に行けば体感できる。もちろん取り付けに不安がある場合は上記の店舗で取り付けてもらうことも可能。筆者はプライベートでもアルパインのBIG Xを使用しているが、故障した時も素晴らしい対応を見せてくれたので店舗に行くことはオススメだ。

 現在は発売記念キャンペーンを行っており、予約とアンケートに回答すれば各モデル先着100名に5,000円のクーポン券がプレゼントされる。価格は、DAF11Vが7万9,800円、DAF9Vが6万9,800円、DA7が3万9,800円(いずれも税込/取り付け費別)。(記事:キーパー・記事一覧を見る

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