新型スバル・BRZ発表 2.4Lに拡大されボクサーエンジン FRでキープコンセプト (2)

2020年12月3日 12:41

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新型スバル・BRZ(画像: SUBARUの発表資料より)

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 パワーユニットは、スバル伝統のボクサーエンジンである。スポーツカーとしては低い重心を保つのに都合の良い配置で、またロングノーズとなるためFRのスタイリングとしては都合がよい。全体のデザインは旧型を継承していると見える。これもボクサーエンジン縦配置の制約によるのであろうか。コルベットのように思い切ってMR配置を採ることも、2座席に割り切っていれば可能であろう。

【前回は】新型スバル・BRZ発表 2.4Lに拡大されボクサーエンジン FRでキープコンセプト (1)

 スタイリングで今回特徴と言えるのが、フロントフェンダーのボリューム感が増したことだ。フェンダー、ボンネット、ルーフをアルミで造形して軽量化も進め、その分装備の豪華さに対応している。フロントボンネットを旧型より膨らませて力強さを表現しているのかもしれないが、衝突安全性の試験項目に追加されている「斜め衝突安全性」向上に必要なのであろうか。BMW・850なども旧型に比較してフロントの厚みが増しているのは、スタイリングだけの理由ではないのかもしれない。

 新型BRZの排気量は、旧型の2Lから2.4Lにアップが図られ、同じ4気筒であるが最大出力231PS、最大トルク250Nmほどにアップされている。旧型から24ps/38Nm程度のアップとなる。オーソドックスな吸排気系のチューニングと、現代のエンジンの特徴であるフリクション抵抗を軽減することで出力アップが図られている。

 この辺の努力は涙ぐましいと感じるほど繊細で、日本人の特徴とするところだが、電動化の技術で取って代わられることとなろう。6段MTか6段ATのミッションと組み合わされる。ATでは、「スポーツモード」と自動的に判断して変速タイミングを調整すると言う。

 注目点は、AT車には標準で運転支援システム「アイサイト」が装備されることだ。ついに、こうしたスポーツカーにも装備されることとなってきたが、安全面を考えれば当然と受け止めるべきであろう。アメリカでの発売は、1年後の2021年秋ごろと見られている。

 2.4LのNAエンジンはうれしいが、旧型では、4000回転前後で可変バルブタイミングが切り替わるまでの低回転においてトルクが少ないと感じられているため、排気量アップでどれほど低回転トルクを補えているのかが注目だ。この点はレースを意識しすぎてターボ技術を加味することを忘れてほしくない。しかし、本来のライトウエイトスポーツの妙味であるハンドリングが問題だ。また、旧型では弱いとされてきたトランスミッションの強化パーツがすでに用意されているようだ。(記事:kenzoogata・記事一覧を見る

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