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イオン、傘下のビッグ・エーとアコレを統合へ ディスカウントストア事業を強化
イオングループでディスカウントストア事業を展開するビッグ・エーは2021年3月、同じイオングループでディスカウントストア事業を展開するアコレの店舗事業を承継する。首都圏のディスカウントストア事業強化が目的で、イオンとビッグ・エー、アコレが22日明らかにした。
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承継は吸収分割契約に基づいて行われ、ビッグ・エーとアコレが21日に契約を締結した。契約の効力が発生する分割予定日は2021年3月1日となる。ビッグ・エーは事業承継後、首都圏にあるビッグ・エーとアコレの店舗344店を展開し、従業員2,711人を抱える。
イオングループはディスカウントストア事業を今後の成長戦略の柱と考えている。イオンの子会社に当たるビッグ・エーとアコレはそれぞれ、首都圏でディスカウントストア事業を展開してきたが、新型コロナウイルスの感染拡大で新しい生活様式の常態化や働き方の変化、節約志向の高まり、価格競争の激化など小売業界を取り巻く環境が大きく変わってきた。
これを受け、利用客に支持される圧倒的な価格提案を実現するため、両社の店舗を一体化し、商品仕入れの集約や物流の統合、低コスト店舗運営の推進、本部機能の集約などを進める。ビッグ・エーは2025年度に首都圏で500店舗体制を構築することを目標としている。
ビッグ・エーは1979年、ダイエーの子会社として設立され、首都圏と関西で小型ディスカウントストアを運営していた。2017年に関西から撤退したあと、2019年に株式譲渡で親会社がダイエーからイオンに変わっている。店舗名の「Big-A」を掲げて首都圏で展開する店舗は230店に上る。
アコレは2014年に設立されたイオングループのディスカウントストアで、首都圏で114店を展開している。社長は2018年、ダイエー出身の三浦弘ビッグ・エー社長が就任し、両社のディスカウントストア事業を一括して運営している。(記事:高田泰・記事一覧を見る)
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