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仏裁判所、Amazonに必需品以外の注文停止命じる 倉庫内の衛生対策不十分
フランス・ナンテールの裁判所がAmazonに対し、同社が物流施設で働く労働者の適切な保護を行なっていないとして、フランス国内における食料品や衛生、健康関連商品以外の注文を制限する命令を出した。これを受け、Amazonはフランス国内の6つの物流センターすべてを一時的に稼働停止にしたという(TechCrunch、Guardian、Ars Technica)。
この裁判は、倉庫内における新型コロナウイルス感染対策について不十分だとする労働組合によって起こされたもの。その結果裁判所はAmazonに対し、必需品以外の販売停止を命じると共に、より強力な労働者の健康保護を実施するよう求めた。それに違反した場合、1日あたり100万ユーロの罰金支払い義務もあるという。しかし、何が必需品に該当するかの明確な判断が難しいということから、物流センターすべてを停止させることにしたようだ。
フランスでも新型コロナウイルスの感染拡大によって外出禁止措置が取られており、その影響でAmazonへの注文は急増しているという。Amazon側は消毒やマスク着用を含むさまざまな対策を行なっていると主張していたが、裁判所は従業員の密集を避ける措置や、出入り口やロッカールームでの感染対策、倉庫内の清掃などが不十分だと判断した。従業員の新型コロナウイルス感染も確認されているが、組合側はこれがAmazonによる不十分な対策が原因だと主張している。
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※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。
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