メルセデス・ベンツ、新型GLCにPHVモデル「350 e 4MATIC クーペ」追加

2020年4月6日 07:30

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GLC 350 e 4MATIC クーペ(画像: メルセデス・ベンツ日本の発表資料より)

GLC 350 e 4MATIC クーペ(画像: メルセデス・ベンツ日本の発表資料より)[写真拡大]

  • GLC 350 e 4MATIC クーペ(画像: メルセデス・ベンツ日本の発表資料より)
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 メルセデス・ベンツ日本は3日、2019年10月に発表した新型GLCクーペの追加モデルとして、EQ POWER(プラグインハイブリッド)モデルの「GLC 350 e 4MATIC クーペ」を発表、同日販売を開始した。価格は922万円、燃費は12.4km/l(WLTCモード)。

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■CクラスとGLCの特徴を併せ持つGLCクーペ

 安全・快適装備はベストセラーである「Cクラス」と同等レベル、走行性能や利便性はプレミアムミドルサイズSUV「GLC」と同等の性能を持つ。また、インフォテインメントシステムはA-Classと同様の「MBUX(メルセデス・ベンツ ユーザーエクスペリエンス)」を採用しており、「Hi, Mercedes」とおなじみのフレーズで多くの操作ができる対話型インフォテインメントシステムだ。

■「GLC 350 e 4MATIC クーペ」の概要

 GLC 350 e 4MATIC クーペは、最新世代のプラグインハイブリッドシステムを採用。エンジンは第三世代直噴システムの2.0リッター直列4気筒ターボエンジンで、最高出力211PS(155kW)、最大トルク 350 N・mを発生する。これに高出力モーターを合わせることで、素早いレスポンスと強力な加速を実現した。

 リチウムイオンバッテリーは13.5kWhの出力で、生産はダイムラー社の子会社である「Deutsche ACCUMOTIVE」が担当した。リチウムイオンバッテリーは小型化に成功しており、今後も含め複数のモデルに搭載するため、汎用性が高い。また蓄電容量が上がったことで最高出力は320PS(235kW)、最大トルクは700N・mを実現した。

■主な装備

 エクステリは新型のGLCとあまり変わらない。プラグインハイブリッドモデルのため充電口が装備されており、リアバンパーに位置する。タイヤは標準が19インチ、AMGラインは20インチが設定され、AMGラインのアルミホイールはハイグロスブラックペイントが施された5ツインスポークが採用された。

 運転支援システムはCクラスやSクラスと同様の最新世代システムを採用。さらに歩行者、飛び出し、対向車線を横切り右折する場合、対向車線を直進する車両と接触の危険性があるときに作動する、右折時対向車検知機能を有したアクティブブレーキアシストを備えている。

■充電サービス

 充電サービスは、「Mercedes me Charge」を提供しており、新たにNCS加盟の普通充電器が月額3,000円で利用できる「Mercedes me Charge AC」を導入した。「Mercedes me Charge AC」の加入対象は、MBUXを搭載したプラグインハイブリッドモデル。また、現在はサポートとして、6.0kW(30A)対応の充電用ウォールユニットである「Home」を無償提供している。さらに設置工事費として10万円分をサポート。終了期間は未定だ。(記事:キーパー・記事一覧を見る

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