ハイエースコミューター14人乗りを5~10人乗りで快適仕様にしたIFUU IF-EXシリーズ

2020年1月22日 06:51

印刷

 威風(IFUU)は、中型免許がなければ運転ができないハイエースコミューター(14人乗り)を、普通免許でも運転できる10人乗り以下に改造したハイエースを制作販売している。

【こちらも】海外で販売される新型ハイエースの秘密とその特徴

 ハイエースには、数多くのバリエーションが存在するが、ハイエースコミューターと同じサイズのボディを持つ10人乗りはグランドキャビンとなる。しかし、グランドキャビンはガソリンモデルしか存在しない。燃料費の安いディーゼルエンジンを選びたくても、ハイエースコミューターでは、一般の人ではなじみの薄い2ナンバーとなり普通免許では運転ができない。

 そこで考え出されたのが、ハイエースコミューターのシートアレンジを変更し、メーカー設定の無いグランドキャビンのディーゼル仕様ともいえるモデルだ。

 IFUUでは、コンプリートモデルとしてハイエースコミューターを販売しており、グランドキャビンと同程度の価格設定となっているのも購入者にとってはうれしい所だろう。

 設定されているコンプリートモデルには、5人乗りから10乗りまで用意され、ライフスタイルに合わせて選ぶことができる。

 5人乗り、7人乗りでは、ラゲッジスペースを広くとることで、人員を確保しながら多くの荷物を運ぶことができる仕様となり、9人乗りでは1列目と2列目の快適性を向上させ、特に2列目は乗用シートを取り付けスライドできる工夫がされている。

 9人乗りにはもう一つ別のバリエーションがあり、2列目、3列目をキャプテンシートとし、4列目を3人掛けにして広々とした空間を作り上げていることに加え、4列目はフルフラットにしてベッドとして使用することもできる。しかもシートはレザシートとなり高級感は抜群だ。

 これらのIF-EXシリーズは全てハイエースコミューターをベースとできるため、天井にはエアコンの吹き出し口が各シート頭上にセットされ、内張も貼られ上質な空間となっている。

 施工には、シートレールを新たに取り付けるほか、オプションでフローリング加工、ベッドキット取り付けなど、ユーザーの好みに合わせた加工ができる。

 もちろん、ハイエースを持ち込んでの施工も行っているため、現在のハイエースコミューターを普通免許でも乗れるように改造したいホテルや旅館といった業者も重宝するだろう。

 このほかにもハイエースをはじめ、キャラバンにもカスタムした車両販売やカスタムパーツを多数扱っており、自分好みのハイエースを作り上げたい人は、一度オフィシャルサイトをチェックしてみるとよい。

■IF-EXシリーズコミューターGL2.8ディーゼル2WD車両本体価格(消費税込)

 ハイエースコミューターIF-EX10 10人乗り  339万円
 ハイエースコミューターIF-EX9  9人乗り  359万円
 ハイエースコミューターIF-EX7  7人乗り  349万円
 ハイエースコミューターIF-EX5  5人乗り  359万円
 ハイエースコミューターIF-W9   9人乗り  要問合せ(記事:小泉嘉史・記事一覧を見る

関連キーワード

関連記事