8世代目となる新型VWゴルフ、欧州で発表、発売開始は12月

2019年11月7日 09:34

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記事提供元:エコノミックニュース

日本での発表が待ち遠しい8th Golf、スタイリングはいかにもVWらしいシャープなフォルムだ

日本での発表が待ち遠しい8th Golf、スタイリングはいかにもVWらしいシャープなフォルムだ[写真拡大]

 独フォルクスワーゲン(VW)は、第8世代となる新型「Golf(ゴルフ)」を発表した。世界の小型車のベンチマークとして市場を牽引してきたVWゴルフで初めて48Vマイルドハイブリッド機構を搭載した「eTSI」を設定したほか、プラグインハイブリッド車の「eHybrid」も同時に設定した。欧州で2019年12月に発売する予定だという。

 新型Golfの欧州版パワートレーンは、ガソリンターボ「TSI」、ディーゼルターボ「TDI」、天然ガスエンジン「TGI」、そしてマイルドハイブリッドの「eTSI」とプラグインハイブリッドの「eHybrid」の5種のラインアップとなる。

 マイルドハイブリッドは、48Vのベルト駆動式スタータージェネレーターと48VのLiイオン2次電池を搭載。TSIエンジンと7速DSGを組み合わせる。アウトプットは81kW(110ps)、96kW(130ps)、110kW(150ps)の3種類用意した。

 プラグインハイブリッドは、1.4リッターTSIエンジンとモーター、6速DSG、Liイオン2次電池を組み合わせ、出力150kW(204ps)と180kW(245ps)の2種類。そして180kWモデルの高性能モデル「Golf GTE」となる。

 最初の供給されるガソリンエンジン車は、60kW(90ps)と81kW(110ps)の1リッター直列3気筒エンジンモデルと、96kW(130ps)と110kW(150ps)の1.5リッター直列4気筒エンジンの4種類だ。60kWモデルはMT車だけの設定で、その他も標準はMTとなる。7速DSGはマイルドハイブリッド「eTSI」と組み合わせる。

 ディーゼルエンジンは85kW(115ps)と110kW(150ps)の2リッターTDIエンジンを搭載する。このTDIエンジンは、新開発の排ガス処理技術「Twin Dosing」を用いることでNOxの排出量を従来モデルと比べて最大80%低減したという。

 ゴルフの発表に先駆けてディーゼルエンジン車のNOxを大幅に削減する技術「Twin Dosing」を発表したVWのその新技術は、SCR触媒を直列にふたつ配置し、それぞれの上流で尿素剤を添加するシステムだ。

 なお新型ゴルフには追って「GTI」「GTI TCR」「R」用の3種類の2リッターTSIエンジン搭載のスポーティバージョンと、天然ガスとガソリンを共用できる1.5リッターTGIエンジン搭載車を追加する予定。8世代目のゴルフ、日本導入の時期、その他は未定。(編集担当:吉田恒)

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