トヨタ、上質快適な移動空間提供のフルサイズワゴン「グランエース」発売へ

2019年10月9日 10:05

印刷

記事提供元:エコノミックニュース

トヨタの新型モデル、大型フルサイズワゴン、新型グランエースだ、写真は東京モーターショー2019/トヨタ車体ブース展示モデル、3列6人乗りと4列8人乗りをラインアップする

トヨタの新型モデル、大型フルサイズワゴン、新型グランエースだ、写真は東京モーターショー2019/トヨタ車体ブース展示モデル、3列6人乗りと4列8人乗りをラインアップする[写真拡大]

 トヨタは、噂に上っていたハイエースワゴンの上級バージョンとして、新型のフルサイズワゴン、「グランエース」を2019 年内に発売する予定だと写真と共に公表した。

 販売に先立ち、2019年10月24日から11月4日まで、東京ビッグサイトを中心に、開催される「第46回東京モーターショー2019」トヨタ車体ブースで初披露するとした。

 新型グランエースは、上質で快適な移動空間として、全長5300mm×全幅1970mm×全高1990mm、ホイールベース3210mmのワイドなサイズを活かした圧倒的な存在感を有するフルサイズワゴンだ。セミボンネットスタイルの外観パッケージを採用し、3 列シート6 人乗りと4 列シート8 人乗りの2タイプを設定。上質な乗り心地や優れた操縦安定性を備えた高い基本性能と、室内寸法・長さ3290-3365mm×幅1735mm×高さ1290mmとゆとりの室内空間を持つ。

 トヨタ曰く、「圧倒的な存在感と高級感」を実現した外形スタイル、金属調加飾の大型ラジエーターグリルをヘッドランプと融合させ、上下、左右方向に張り出させることで、華やかかつ、押し出しの強いフロントフェイスを実現。グリルと連続しヘッドランプに突き刺さる特徴的なLED デイタイムランニングランプとクロム加飾フレームでひと括りにしたプロジェクター式2眼LED ヘッドランプが高級車に相応しい先進性を表現した」という。

「上質」で「華やか」なコックピット空間・ブラックを基調としたインストルメントパネルは、空調吹き出し部に金属調加飾、助手席正面に木目調加飾を配して華やかさを演出した。加えてメーターフードには、表皮巻きと本ステッチを施し上質さを表現したとも。

 シートレイアウトは大きく2種となる。ゆとりの3列6人乗りに加え、4列8人乗りタイプも設定して、ユーザーの多様なニーズに対応する。また、2ndシートならびに3rdシートの4 席には、ゆったりとくつろげる専用の本革キャプテンシートを採用。上質な移動空間を提供する。座り心地の良さはもちろん、ロングスライド機構やオットマン機構などを装備し、快適性や利便性の良さも追求した。

 駆動方式は重量級ワゴンに最適なFRレイアウトを採用。1GD型2.8リッタークリーンディーゼルエンジンと6 速オートマチックトランスミッションを搭載し、滑らかさに加え低回転からトルクフルな走行を実現する。

 安全装備にも抜かりはなさそうだ。歩行者(昼夜)や自転車運転者(昼間)を検知対象に加えたプリクラッシュセーフティ採用の予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense」を装備。駐車場など低速走行時における衝突緩和、被害軽減に寄与するインテリジェントクリアランスソナー[パーキングサポートブレーキ(静止物)]などの安全・安心をサポートする装備も充実する。先進のディスプレイオーディオ(DA)を装備。SDLなどのスマートフォン連携機能によって、スマートフォンで普段利用している地図アプリや音楽アプリなどをディスプレイ上で表示・操作が可能だ。

 6人乗り仕様ならハイヤーや法人車両としての用途が見込めそうで、8人乗りならマイクロバスほどの多人数乗車を必要としない高級リゾートホテルや高級旅館などの上品な送迎車として需要が思い浮かぶワゴンである。ハイエースワゴンのカスタマイズ派とは一線を画すモデルだ。価格などは未発表。(編集担当:吉田恒)

■関連記事
トヨタ、販売低迷するクラウンにスポーティな特別仕様車S“Sport Style”追加設定
トヨタグループ、米テキサス州で重点的投資、まずサンアントニオ工場に4億ドル
トヨタ、FCVのシステムを利用した燃料電池発電機を開発、本社工場で実証開始
車の電装化の課題は省電力、省スペース。最新ダイオードに垣間見える、日本企業最大の強み
2035年の市場が58倍? マイルドハイブリッドは日本の自動車産業の救世主となるか

※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。

関連キーワード

関連記事