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スカイマーク初の国際定期便、成田-サイパン線に就航へ
●初の国際線定期路線をサイパンへ
スカイマークは19日、2019年内をめどに成田空港と北マリアナ諸島のサイパン島を結ぶ路線に就航することを発表した。スカイマークは、これまでもチャーター便として成田空港とサイパンやほかの海外都市を結ぶ路線に就航していたが、定期路線としては初の国際線進出となる。機材は、現在国内線で運航しているB737-800を使い1日1便、全席エコノミークラスになる。
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●待望の国際線進出
スカイマークにとって、国際線への進出は悲願であった。これまでも何度か進出を検討したが、機材、収益性、さらには空港の発着枠の問題から定期就航ができず、チャーター便での対応であった。サイパンへのチャーター便もこれまで何度も行ってきており、搭乗率、販売ルートの確保が可能になったことで、今回正式に就航となった。サイパンへの乗り入れは、地上支援状況も整っていることからの判断となる。
●直行便の消えた路線
サイパン島はアジア地域から人気の観光地であるが、日本からの直行便は、デルタ航空(統合前のノースウェスト航空)の撤退後は消滅していた。これまで、韓国またはグアム経由でしか行くことができなかったが、今回のスカイマークの就航によって直行便が復活し、サイパンへの観光需要が高まることが期待される。スカイマークでも大手旅行会社のHISと協力し、販売の促進を行っている。
●課題は収益性と乗継
今回、成田-サイパン線の就航と同時に、週2便であるものの成田-中部(セントレア)線も就航すると発表した。この路線は、成田空港での乗り継ぎを意識したものであり、中部圏の旅客需要の取り込みを狙っている。
スカイマークの国内線は、羽田や神戸がハブ空港となっており、成田空港の乗り継ぎはよい状況ではない。今後、搭乗率を上げて高い収益性を維持するためにもいかに乗継需要を取り込むことができるかが、路線維持の鍵となる。(記事:speedbird・記事一覧を見る)
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